アニメ『さらざんまい』ツイッター消去に騒然「レオマブ悲しすぎる……」の画像
画像はアニメ『さらざんまい』公式サイトより

 現在、フジテレビノイタミナ枠で放送中のアニメ『さらざんまい』の第10話が6月13日深夜に放送された。放送直後に公式アカウントの一つが投稿したつぶやきが、ファンの間で話題となっている。

 この日は放送直前に、公式ツイッター(@sarazanmai)が「(リアルタイムで)ご覧になれない方で、漏洩を避けたい方はTwitterを閲覧されないことをお勧めいたします」とツイートするなど、急展開を予感させていた。

↓以下、本編の若干のネタバレを含みます。

『さらざんまい』は『少女革命ウテナ』や『輪るピングドラム』などを手がけてきた幾原邦彦監督による、オリジナルアニメ作品。東京・浅草を舞台にして、中学2年生の矢逆一稀、久慈悠、陣内燕太の3人がカッパに変身してゾンビの尻子玉を探すというストーリーだ。

 6月13日深夜に放送となった第10話では、予告にたがわず、主要キャラである新星玲央(CV・宮野真守)と阿久津真武(CV・細谷佳正)がともに死んでしまうという、怒涛の展開を見せた。

 玲央と真武は、相棒同士の警官で、作中屈指の人気キャラクター。『玲央と真武』という公式のツイッターアカウント(@keeponly1luv)も視聴者の間で人気となっていた。番組が放送される前の3月末までは『玲央と真武 ゆるふわ勤務日誌』と称して、2人の何気ない日常ツイートが多数投稿されていた。

 このアカウントツイッターの説明文には「本アカウントの更新は2019年3月31日迄の期間限定となります」となっており、その後は更新のない状態が続いていた。

 しかし、第10話放送中の1時16分、真武の死のシーンで、公式ツイッターが「今までもこの先もずっとお前を愛している」と、作中の真武と同じセリフを投稿。視聴者が拡散するのもつかの間、それまでは玲央と真武の顔だったアイコン画像が、放送直後の1時31分には真っ黒な画像へ変更され、その直後にはこれまでのすべてのツイート、および「玲央と真武」というアカウント名も削除され、真っ暗なアイコンのみが残されてしまった。

画像は『玲央と真武』のツイッターアカウント(@keeponly1luv)より。現在はツイートは削除されており、プロモツイートのみが表示されている。

 公式による手の込んだ演出に、一連の出来事を目撃した4万人超のフォロワーは騒然。「レオマブ悲しすぎる……」「人間のやっていいことじゃない」「最後のツイートがせめて幸せなものでよかった」「ぎゃあああ、しんどすぎる」「keep only one loveだけが残った……エモすぎる」などとさまざまな感想が飛び交い、ツイッターには、2人を表す『レオマブ』という言葉がトレンド入りする事態となった。

 6月20日深夜はいよいよ最終回を迎える。どういった展開になるか、注目が集まる。