『ジョジョの奇妙な冒険』焦るラスボス・ディアボロに「やはり小物!?」の画像
『ジョジョの奇妙な冒険』焦るラスボス・ディアボロに「やはり小物!?」の画像

 荒木飛呂彦氏の原作によるテレビアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』(TOKYO MXほか)の第36話「ディアボロ浮上」が放送された。

 物語は佳境を迎えつつあり、主人公のジョルノ・ジョバァーナたちとギャング組織「パッショーネ」のボス・ディアボロとの対決がいよいよ緊迫した展開に。「精神を別の生き物に入れ替える能力」によって敵と味方の中身がごちゃ混ぜになる中、ジョルノは並外れた洞察力によってディアボロの企みを看破。実はディアボロは精神をジョルノ一行に取り憑かせて、バレないようタイミングを見計らっていた。

 ジョルノが推理を披露するシーンでは「クソ、なんとかしなくては……」という心の声とともに、ディアボロの人型スタンド「キング・クリムゾン」の焦った表情がアップに。さらにジョルノが「(ディアボロは)今潜んでいる体を完全には支配できていない」と推理を進めると、キング・クリムゾンは驚いて冷や汗まで流した。

 キング・クリムゾンのスタンド能力は「時間を消し飛ばす能力」だが、ジョルノは自分の指から血を垂らすことで、その能力に対抗。「雫の数が急に増えた瞬間が、時間が消し飛んだときだ!」と対処方法を説明すると、キング・クリムゾンは「クゥッ!」と息を呑んでいた。

 豊かな表情を見せる“ラスボス”の姿に、「ディアボロはやはり小物ッ!?」という声が続出。ネットでは「隠れてるのを見抜かれてガチで焦ってるボス、なかなか小物ポイントが高い」「めちゃくちゃ焦ってるのが分かる表情で笑っちゃう」「ビクビクしてるキング・クリムゾン、もはやかわいいな」といった感想まで並んだ。

「キング・クリムゾンの本体であるディアボロは強力な能力を持っていますが、ジョジョシリーズに登場してきたディオやカーズといった歴代ボスと比べると、“小物っぽさ”が愛されるキャラクターでもあります。正体を隠しながらギャング組織を支配してきたという設定に加えて、強者らしからぬ人間くさいリアクションや言動がそうした印象を強くしていますね。今回のアニメ演出はまさに原作に忠実だったと言えるでしょう」(アニメ誌ライター)

 白熱した戦いもいよいよ大詰め。最終話まで見逃せない!