劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ』第1部、世界初上映のパリでスタンディングオベーションの画像
劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ』第1部、世界初上映のパリでスタンディングオベーションの画像

 2014年にTVで放送された『ガンダム Gのレコンギスタ』に新作カットを追加し、映像を再編集した劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ』(全5部作)の第1部「行け!コアファイター」が、フランス・パリにて現地時間7月5日に開催された「第20回 Japan Expo」で世界初上映された。

 イベント会場には、劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ』を心待ちにしていた多くの海外のファンが詰めかけ、司会者からの紹介の後、拍手の中、富野由悠季監督が登壇した。

 富野監督は「『Gのレコンギスタ』というタイトルには“ガンダム”というタイトルが付いていますが、基本的にガンダムとは関係が無い作品です」と切り出し、「ですからガンダムという作品を知っている人には“理解ができない”と嫌われました。ですが、まったくこの種類のアニメを知らない人には、オンエアの時には多少は人気を手に入れました。ですから正面切って言います。大人の人は楽しんで頂く必要はありませんが、お子さんの目で観て楽しんでください」と上映を待ちわびるファンにメッセージ。

 すると、会場内の期待値が高まるように拍手が起こり、劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ』が遂に世界初上映され、上映が終わると会場ではスタンディングオベーションが起こり、再び登壇した富野監督を熱烈に迎えられた。

 その後は熱心な海外のファンからの質問がいくつも投げかけられ、富野監督も丁寧に回答。上映イベントの最後には、「今日はこういう形でこういう場所に来て頂きまして、本当に心からお礼を申し上げます。どうもありがとうございました。メルシーボク」と笑顔を見せた。

 今年『機動戦士ガンダム』シリーズは、1979 年にTVアニメの放送開始から40年を迎える。以来、日本を代表するア ニメ作品となり、TVアニメは20作品、劇場作品は19作品、OVA18作品を連ね、またガンダムのプラモデル、通称“ガンプラ”はこの1980年の発売以来、累計出荷数5億個を突破するなど、いまだに高い人気を誇り、現在も宇宙世紀の新たな100年を紡ぐ「UC NexT 0100」プロジェクトとして劇場アニメ3部作「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」や、ハリウッド製作による実写映画など新作の発表をし続けている。

 このほか、同イベントでは『機動戦士ガンダム』の40周年プロジェクトPVの公開や新作TVアニメ『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』のタイトル決定なども発表となった。

 劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ』は、日本国内での上映も決定しており、続報が楽しみだ。