囲碁の芝野虎丸八段『ヒカルの碁』ルーツにヒロイン声優も感動「川上とも子さんにも届けたい」の画像
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 10月7日、8日に静岡県熱海市で行われた囲碁の第44期名人戦で、芝野虎丸八段(19)が張栩(ちょうう)名人(39)に252手で白番中押し勝ちし、対戦成績4勝1敗で名人を奪取した。史上最年少で「棋聖、名人、本因坊、王座、天元、碁聖、十段」の7大タイトルを獲得した芝野八段は、史上初となる「10代名人」となった。

「最年少で名人となった芝野八段が、囲碁を始めたのは幼稚園のとき。ゲームプランナーの父親が漫画『ヒカルの碁』のファンで、プレゼントに買ってきた『ニンテンドーゲームキューブ』のソフト『ヒカルの碁3』と出会ったことで囲碁に目覚めたそうです。ほったゆみと小畑健による『週刊少年ジャンプ』(集英社)の原作漫画だけでなく、2001年にはアニメ化もされ大ヒットとなりましたが、まさか“史上初10代名人”を生み出すキッカケとなったとは驚きです」(アニメ誌ライター)

 芝野八段は、各メディアのインタビューで『ヒカルの碁』についても言及しているが、この大ニュースにアニメ版でヒロイン・藤崎あかり役を務めた声優のかかずゆみ(46)も反応。

 かかずは自身のツイッターで、10月9日に公開された『スポニチ』による「芝野虎丸八段、囲碁始めたきっかけは『ヒカルの碁』」という記事を紹介し、「ヒカル~~~!! すっごいニュースがあるんだよ~」「アニメ版、ヒカルの声を担当していた 川上とも子さんにも届けたい 嬉しいニュース!!」「最年少記録更新おめでとうございます」と新たな名人の誕生を祝福。アニメ版で主人公・進藤ヒカル役を務め、2011年にガンで亡くなった声優・川上とも子へメッセージを送った。

 ネットでは「よく漫画は悪影響の題材にされてしまいますが それ以上に誰かの成長に繋がってるんですよね」というコメントや、「とも蔵さん、喜んでくれてるはず」「川上さん!! リアルヒカルが出ましたよ!!」「まるでヒカルの碁みたいな話だ」といった声が上がった。