「一番好きなヤンキー漫画」ランキング
「一番好きなヤンキー漫画」ランキング
全ての写真を見る

 かつては一世を風靡した、不良男子高校生たちが活躍する「ヤンキー漫画」の数々。昨年は賀来賢人を主演に『今日から俺は!!』が日本テレビ系でドラマ化され、今年7月には劇場版が公開されるほどの人気を獲得。また、『GTO』の主人公・鬼塚英吉の若かりし時代を描いた藤沢とおる氏の漫画『湘南純愛組!』のドラマ化も決定し、2月28日よりAmazon PrimeVideoで配信されることが発表された。令和の時代にヤンキー旋風が起こりそうな2020年。今回は、10~50代の男性400名をターゲットに「一番好きなヤンキー漫画」について聞いてみた。

■10~20代は記憶に新しい映像化作品が人気!

 10~20代は60名の男性が回答。回答者の8%の人から支持され、第3位となったのは、森田まさのり氏による『ROOKIES(ルーキーズ)』(集英社)。03年まで『週刊少年ジャンプ』にて連載された野球漫画で、熱血教師の川藤幸一が、不良の集まりとなっていた野球部を立て直し、甲子園を目指すという内容。

「物語にスピード感があった」(23歳・男性)、「ドラマも好きだった」(27歳・男性)といった声があった通り、08年にTBS系で放送された佐藤隆太(39)主演のドラマ版も好評だった。

 第2位(15%)は、高橋ヒロシ氏が98年まで『月刊少年チャンピオン』で連載していた『クローズ』(秋田書店)。不良が集まる鈴蘭男子高校に転校してきた坊屋春道が、さまざまな強敵とのケンカを通じて友情を育む様子が描かれ、続編の『WORST』も人気作となっている。

「鈴蘭の頂点を目指した後に、ちゃんと負けたほうが仲間になる潔さや、拳と拳のぶつかり合いがカッコいい」(25歳・男性)、「話のテンポが早いところが良かった」(29歳・男性)、「リンダマンはヤンキー漫画で最強」(26歳・男性)など、ヤンキー漫画の王道とも言える骨太な物語が好評。また、小栗旬(37)が主演した、三池崇史監督による映画『クローズZERO』も話題を呼んだ。

 第1位(20%)は『今日から俺は!!』(小学館)。西森博之氏が『週刊少年サンデー』で97年まで連載していたコメディタッチのヤンキー漫画。転校をきっかけに“高校ツッパリデビュー”を果たした三橋貴志と伊藤真司が、不良界をのし上がっていく物語だ。

「ギャグ漫画としても楽しめる」(27歳・男性)、「現実離れしたストーリー」(29歳・男性)、「ドラマ化された後に読んだ。面白かった」(21歳・男性)といった意見が寄せられており、やはり18年に、賀来賢人(30)&伊藤健太郎(22)のW主演で実写ドラマ化され、今年劇場映画化されることが若者に支持されている一因のようだ。

 またその他、10代から20代の男性からは品川ヒロシの小説を原作とした『ドロップ』、バッドボーイズ・佐田正樹の自伝を原作とした『デメキン』などのタイトルも上がった。

  1. 1
  2. 2
  3. 3