竹内康博さん(左)と、しいはしジャスタウェイ
竹内康博さん(左)と、しいはしジャスタウェイ

 どうも、特撮芸人のしいはしジャスタウェイです。

 3月8日からスタートとなる新番組『魔進戦隊キラメイジャー』の詳細が続々と発表される中、今どうしても書かなければいけないことが起きてしまいました! それはスーツアクター竹内康博さんが『キラメイジャー』のキラメイブルーを演じることが発表されたことで、「同じ枠のヒーロー(スーパー戦隊)」を連続で演じた作品数において、歴代1位を記録したんです。めでたい!! いやめでたい!!

 まず竹内康博さんとは!? 1995年のスーパー戦隊シリーズ『超力戦隊オーレンジャー』のオーブルー役以降、現在放送中の『騎士竜戦隊リュウソウジャー』のリュウソウブラックまで、レギュラーでキャラクターを演じ続けている方です。

 1997年の『電磁戦隊メガレンジャー』では敵キャラのユガンデを、2003年の『爆竜戦隊アバレンジャー』ではダンスの先生を、2005年の『魔法戦隊マジレンジャー』ではランプから出てくる魔法猫のスモーキーを、さらにそれ以前にはメタルヒーローシリーズでも数々のキャラクターを演じてきました。どんな方かというと……すごくすごーく分かりやすく説明すると、“ミスター平成仮面ライダー”こと高岩成二さんと同期の「実写版サイヤ人」です(笑)

 スーツアクターでは高岩さんに注目が集まりがちですが、実はこの竹内さんもとんでもない。お芝居やアクションがすさまじいのはもちろんですが、僕が惚れたのはアクロバット。高岩さんがお芝居でキャラの違いを表現する人ならば、竹内さんは動きで見せる人。動きの中に、喜怒哀楽が見事に表現されているんです。

 僕はジャパンアクションクラブ(現JAE)の養成部にいたことがあるのですが、当時すでに『超力戦隊オーレンジャー』のオーブルーなどを演じていた竹内さんの練習風景をいつも見ていました。もちろん僕たちも練習があったのですが、隣で竹内さんが練習しているだけでもう内心大興奮で、竹内さんのトランポリンのときだけはよそ見をしてしまうんです。その練習からしてすごい。練習中、背後に聴こえてくるトランポリンを踏む“カシャン”っという音から、マットに着地する“ボフッ”という音までが誰よりも長いんです。つまり滞空時間が長いんです。「あ、今の竹内さんだ」と、練習中ひそかに感じ取っていました。

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