■しいはしジャスタウェイ選! 竹内康博キャラベスト3

 最後にしいはしジャスタウェイが好きな、竹内さんが演じた戦隊キャラクターベスト3を発表して終わりたいと思います。

●第3位!ゴセイレッド(『天装戦隊ゴセイジャー』2010年)

 竹内さん初のレッドがゴセイレッドです。それまで脇を固めるイメージだった竹内さんがレッドをやると聞いたときは驚きました。そして何より変身前のアラタこと千葉雄大さんとの体格差! 当時20歳だった、かわいいかわいい千葉雄大さんの二の腕3本分はある竹内さんの二の腕。優しく芯のあるアラタのキャラクターを見事に表現し「かわいさ×アクロバット」というミスマッチな二つを見事に融合させました。

●第2位!ゲキブルー(『獣拳戦隊ゲキレンジャー』2007年)

 竹内さんのためのキャラクターかもしれません。和製ジャッキー・チェンに拳法ですから、合わないわけがない。ゲキレンジャーのスーツはベルトが無く、(戦隊初)ブルース・リーのトラックスーツになっており、竹内さんのボディラインが見事に反映されておりました。その姿で繰り出すアクションがとても美しいんです。「美しさ×アクロバット」で視聴者を魅了しました。

●第1位!オーブルー(『超力戦隊オーレンジャー』1995年)

 オーレンジャーの前作『忍者戦隊カクレンジャー』までは、戦隊顔なじみの方々がスーツアクターをやっていましたが、オーレンジャーでガラッと変わり、それまでメタルヒーローシリーズでスーツアクターをしていたメンバーたちが戦隊にきたんです。その中でひときわ目立ち、男子の心をわしづかみにしたのが竹内さんだったんです。メタルヒーローシリーズを演じていた頃の竹内さんは、激しいアクションこそあったものの、くるくるくるくる回るようなイメージはなかったんです。それが、戦隊に来て、あの甲冑を脱ぎスッキリしたとたんにくるくるくるくるーーーーー!!!!

 テレビで初めてオーブルーを見て「なんだ!? このジャッキー・チェンみたいな動きは! スゲぇーー!!」と感動したのを今でも覚えています。竹内さんの動きは男子にはたまりません。そこから竹内さんの戦隊の歴史はスタートし、クールなキャラからかわいいキャラ、おとぼけキャラ、野生キャラなどなどさまざまな引き出しを開けては我々を楽しませてくれています。

 オーブルーを初めて見たあのトキメキを、今でも色あせず見せてくれる竹内さんは今年でなんと51歳。とても51歳には見えない動きです。高岩さんにインタビューをさせていただく機会があり、そのとき伺ったのですが、体はもうボロッボロらしいのです……。けれども、それを筋肉で補っているそうです。51歳でその筋肉を保つことがいかに大変か。今でも現役で走り続けるその裏には、我々には計り知れない努力があるんではないでしょうか。

 高岩成二さんがミスター平成仮面ライダーなら、竹内康博さんはミスタースーパー戦隊。これからも竹内さんの活躍に期待したいと思いますが、体も大事にしてほしいです。けど、竹内さんの動きはずっと見ていたい……!!

 あともうひとつ最後に、竹内さんの二の腕枕って作ったら売れると思います(笑)。JAEさん、出しましょう!

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