SAO作者・川原礫氏、担当・三木一馬氏とのやりとりにファン感動「歴史が作られましたね」の画像
※画像はTVアニメ『ソードアート・オンライン アリシゼーション』公式サイトより

 2月12日、編集者の三木一馬氏がツイッターを更新し、自身が担当していた人気小説『ソードアート・オンライン(SAO)』について言及した。

 アニメ『SAO アリシゼーション編』の最終章が4月から放送開始になるというニュースを取り上げ、三木氏は「ついにここまで来たか。約12年前文字だけなのに7.5MBもあるワードデータをもらって4000ページ以上プリントアウトして、仕事終わった真夜中に一週間かけて読み切ったなあ」と、初めて『ソードアート・オンライン』の原稿を読んだときのエピソードを告白。

 続けて三木氏は「あの時の自分偉い!……とツイートしようと思ったけど、そもそもこれを書き切った超々偉い人がいるんだよなあ。次元が違う!!」と、作者の川原礫氏を称賛した。

 すると川原氏もツイッターで反応し、「まあ書いた人は七年かけましたからね……。というか七年かかってたった7.5MBと思うと、小説ってデータ量的にはめっちゃコンパクトですね(いまさらすぎる感想)」と当時の担当編集者である三木氏に返信。

 さらに川原氏は「ともあれ! 当時三木さんは『アリシゼーション編ラストまで電撃文庫で刊行することを目標にします』と仰ってくれましたが、まさかラストまで映像化して頂けるとは思ってもみませんでした」「携わってくださったすべての方に最大限の感謝を……」と、三木氏を始めとする関係者全員に向けて、感謝のメッセージを送った。

 この小説家本人と担当編集による当時の裏話に、『ソードアート・オンライン』のファンは感激。SNSには「感動しました! 歴史が作られましたね!」「携わった人皆さんの力の結晶だと思います! これからも応援しますぜ」「私も感謝いたします。SAOを世に出して頂きありがとうございます。そして原作者さまには、なんとお礼を言ったら……全力で応援します」「たった7.5MBの中に一つの世界が構築されている……小説ってすごい」といった感想が寄せられていた。

「電撃文庫の編集長だった三木一馬氏は、川原礫氏の『SAO』や『アクセル・ワールド』だけでなく、鎌池和馬氏の『とある魔術の禁書目録』、佐島勤氏の『魔法科高校の劣等生』、伏見つかさ氏の『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』といったアニメ化もされた人気作品を数多く担当してきたカリスマ編集者です。その後独立してエージェント会社を設立されましたが、最近では小説投稿サイト“小説家になろう”に自作小説の投稿を始めるなど、幅広く活動されています」(アニメ誌ライター)

 アニメ『ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld」の最終章は、4月から放送開始となる。

※画像は川原礫氏のツイッターアカウント『@kunori』より