スーツアクター・竹内康博さん
スーツアクター・竹内康博さん
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 どうも、特撮芸人のしいはしジャスタウェイです。3月1日の放送で、『騎士竜戦隊リュウソウジャー』が遂に最終回を迎えましたね。キャスト、スタッフの皆さま1年間お疲れさまでした。

 リュウソウジャーを1年間見てきてまず思ったのは「よく泣く戦隊」だったなと。その、涙とともに成長して強くなっていく彼らの姿にこちらも涙しました。

 その感動の中で1番大きかったのは、主人公リュウソウレッド・コウの持つ「優しさ」だったのではないでしょうか。しかし、その優しさはもともと彼が持っていなかったもの。マスターがコウに教えたのは、大切な人が出来て、その人を思ったときに「優しさ」が生まれるということ。そしてその「優しさ」が「仲間」との絆を深めていき、やがて彼はリュウソウ族としての「使命」ではなく「仲間」を優先するんです。

 個人的には、リュウソウジャーは「仲間」と「優しさ」、この2つのワードが太い柱になっていた気がします。月並みなことを言いますが、ネットでは人と人のつながりが薄かったり、言葉の暴力で簡単に人を傷つけたりするじゃないですか。この「仲間」と「優しさ」は、現代の希薄なつながりや、相手を思う気持ちの欠落に対してのメッセージのようにも感じました。

『リュウソウジャー』は【騎士】と【恐竜】をモチーフとした、カッコよく完璧な設定ですが、彼らには弱い部分がたくさんあって、泣いてひざまずきます。そのたびに何度も立ち上がり成長していく戦隊でした。それを見て、僕たちも何度も奮い立たされました。まだ見ていない方もいると思うので、後は実際に見てくださいね。

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