■スラダンにあしたのジョー、名作漫画のグルメ
他の名作にもグルメシーンがあります。
『ＯＮＥ ＰＩＥＣＥ』にもグルメシーンが多いです。特に僕が印象に残ってるのがコミックス第１１巻。始まりの町・ローグタウンでサンジが仕入れた魚【エレファント・ホンマグロ】です。鼻が伸びた独特の姿がインパクトがありました。そのあとルフィが食べて「鼻がうめえよエレファント・ホンマグロ」と言うんです！ 実にうまそうです。オリジナルの食材ってドキドキしますよね。
『ＳＬＡＭ ＤＵＮＫ』で花道が一人でシュートの練習合宿をしていたときに【学食で食べていたメシ】もうまそう。カツ丼大盛りをご飯にして、オカズにコロッケとサンマとホイコーロー、みそ汁の代わりにラーメン、それらを注文したコマの次のコマでもうカツ丼をおかわりするという早食いぶり。大食いＹｏｕＴｕｂｅｒの動画を見てるときと同じ感動があります。
『まんが道』で満賀と才野が食べていた【一匹５円のたい焼き】。お金が無いから２人で半分にして食べるんですが、Ａ先生は本当に食事シーンを美味しそうに描くんです。帰ったら伯母さんが「カレーなら入るでしょ？」と言ってカレーライスをくれる。ここまでが実にうまそう。
Ａ先生なら『プロゴルファー猿』も。猿が【舟盛りの刺身】を食べるシーンが激烈にうまそうだった記憶があります。調子にのって食べまくって翌日腹を壊してスコアを落とす話だったような。
『あしたのジョー』でマンモス西がツラい減量に耐えきれなくなって、夜にジムを抜け出して食べた【屋台のかけうどん２杯】。ツラい減量というフリがあるのと、屋台のうどんという物珍しさで「うまそう感」が倍増です。ちなみにその現場をジョーに見つかって西はボコボコにされます。
ちばてつや先生の食事シーンは本当に大好きで、僕がトップクラスに好きな漫画『のたり松太郎』の、ちゃんこを食べるシーンや、入り口が中々開けられない古びた定食屋で食べる丼もの、あれがうまそうでうまそうで。
他にも『ドカベン』の【岩鬼が骨ごと食べるサンマ】。『キャプテン』で、合宿中に【イガラシが作ったインスタントラーメン】。『花の慶次』で【慶次が池で釣った鯉を使って作った大鍋】。『刃牙』シリーズでは、板垣先生のグルメシーンもたまらない。肉を食べるときの「モニュモニュ」という音。肉を食べて「ナポ」という音がしたときもありました。
また『アイアムアヒーロー』第１巻冒頭で食べる、タッパーに入った作り置きの【とろとろした、ご飯にかけて食べるやつ】。『黄金のラフ』でツアーの移動中の夜ご飯に３人で食べる【牛丼とビール】。『銀の匙』の【卵かけご飯】、【ピザ】。『アオアシ』の【クラブでの食事シーン】。作者の小林先生は別でグルメ漫画も連載しているほどなので、食事シーンはバリバリうまそう。
『ちびまる子ちゃん』に載っていた「うちはびんぼう」という読み切りの中に出てくる【すき焼き】。びんぼうだから牛肉の他に豚肉も入れていて、肉を取るたびに「おっ牛肉だラッキー」とか「くそっ！豚肉だ」とか言いながら。さくら家は確かすき焼きに餅を入れるんですが、その餅を取ったときに他の具が餅にひっついてくるんです！それを「これが妙にうまい……！」と言って食べるシーンが大好き!!
と、『この漫画のこの食事シーンが好き！』というテーマで２時間のトークライブをやりたいぐらいなのです。思いついたやつをあげてるだけなので、記憶違いなどあるかもしれません。
あと殿堂入りはもちろん、カイジの地下でのビールのシーンです。あれが最強です。カイジの最悪の現状、劣悪な地下での労働に、一日外出券のために浪費はできないという状況からの、ハンチョウにもらった久しぶりの【キンキンのビール】。ダムが崩壊した後に食べる【焼き鳥とポテチ】。なにせ久しぶりだからレンジでチンしただけの焼き鳥やポテチをうまい！と食べるシーンは間違いなく漫画グルメシーンのトップです。
カイジのスピンオフで地下グルメの漫画とか出たらなぁ、と思っていたら想像を越えた『ハンチョウ』というスピンオフが始まったので歓喜しました。実は２０１８年度のムーディ漫画大賞１位もこの『ハンチョウ』でした。（公式でもなんでもなく勝手に言ってるだけ）
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