ピコ太郎
ピコ太郎

 4月5日、シンガーソングライターのピコ太郎(56)が、自身のツイッターを更新。2016年に一世を風靡した『PPAP』をベースにした手洗い啓発動画を投稿したことが話題になった。

 この日ピコ太郎は、「さあ、行きますピコ!!」というコメントを添えて、『PPAP―2020―』というYouTube動画を前日の4日に投稿したことを告知。2016年に“ピコ太郎とプロデューサーの古坂大魔王”の出世作となった『PPAP』をベースにした新曲を披露した。

 当時の『PPAP』は、シュールな歌詞と両手を使った手遊びのようなダンスが話題になったが、今回の『2020』では、「I have a SOAP」、「I have a HAND」と両手を出し、その後ひたすら「Wash! Wash! Wash!」と連呼しながら手を洗う仕草を続ける楽曲だ。

 単純に手をこすり合わせるだけでなく、指を1本ずつ握り洗いしたり、爪の間までしっかり洗う丁寧なジェスチャーを披露。左右の手を入れ替えて同じ動作を繰り返し、次に「Clean Hand」(清潔な手)を合わせて拝むような姿勢を取り、「Pray for Peaple And Peace」(人々と平和のために祈る)という言葉とともにお祈りのポーズ。さらにそこからコーラスに合わせて踊り、「We will win!」(我々は勝つ!)と視聴者に向けて発して歌が終わる。シンプルながらも、手洗いの大切さを説くメッセージの強いものとなっている。

『PPAP-2020-』はツイッターのフォロワーでは「教育テレビで流してほしい」、「全世界に届け!」、「キレイな手で祈ろう!」という称賛の声が相次いだほか、YouTubeのコメント欄は多くの英語圏と思しきユーザーからのコメントが続々と寄せられた。

 また、エッセイ漫画『中国嫁日記』(エンターブレイン)の作者である井上純一氏が「バオバオ(息子)が手洗いに夢中!」、「いいものを上げてくれた!」と、『PPAP-2020-』の動きをマネしている子どもの姿をツイートしていることからも、子ども人気の高さがうかがえる。

「動画説明文の“全世界に向け、スマイルとSafe handsを求めて急遽作りました!”というメッセージからも分かるように、新型コロナウィルス感染拡大防止の啓発を込めて作られた楽曲。タイ語圏のニュースサイト『Thairath News』でも紹介されていて、世界に強い影響を与えていることが分かります。今回の動画をきっかけに、手洗いの習慣がユーザーに定着するといいですね」(芸能誌ライター)

 素敵な楽曲を提供してくれたピコ太郎のためにも、しっかり手洗いをしよう!

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