声優・朴ロ美『鋼の錬金術師』への想いを語る「エドと出逢えたこと、人生の宝だ」の画像
画像は朴ロ美のツイッターアカウント『@romiansaran』より

 声優の朴ロ美(ロは王へんに路)が5月13日にツイッターを更新し、自身がアニメで主人公のエドワード・エルリックの声を務めた『鋼の錬金術師』への想いを語った。

 この日、朴は「7日間ブックカバーチャレンジ」というハッシュタグをつけ、ツイッターを更新。これまで、萩尾望都氏の『ポーの一族』、『137億年の物語〜宇宙が始まってから今日までの全歴史〜』、飛び出す絵本、塗り絵、『月刊NATIONAL GEOGRAPHIC』、画家のBOSCHの画集とジャンルを多岐にわたってお気に入りの本を紹介してきた朴。7日目となるこの日は、荒川弘氏による同名コミックが原作で、自身がアニメで主人公の声を務めた『鋼の錬金術師』をセレクトした。

 朴はツイッターに「最後の本はやっぱり…『鋼の錬金術師』鋼全ての本。荒川先生は本当にすげー… エドと出逢えたこと 人生の宝だ。『立って歩け 前へ進め お前には 立派な足がついてるじゃないか』うん。前に進む。自分の足で。」と投稿。作中の名セリフを引用し、あらためて作品の重厚なメッセージをかみしめた。

 朴のツイートに、『鋼の錬金術師』を懐かしく思うファンも多かったようで、「鋼の錬金術師は荒川先生の言葉と朴さんのエドの演技を筆頭に心震えてました」「混乱していた時、ハガレンとロ美さんのおかげで前に進むことができました」「朴さんがエドを演じてくださって本当に良かった 作品が終わっても私の中でずっとNo.1です」「この言葉にはほんとに励まされています。もちろん朴さんの声で再生 笑」と多くのコメントが届いた。同作は生命を扱うメッセージ性の強い作品だからか、原作マンガとアニメ第二弾の終了から約10年がたった今でも、『鋼の錬金術師』を心のバイブルにしているファンは多いようだ。

 なお、朴はこのバトンを夫で俳優の山路和弘にバトンタッチ。山路はこれまでに、杉浦日向子の『江戸へようこそ』、藤原正彦の『祖国とは国語』、井沢元彦の『逆節の日本史』、西澤裕子の『北斎 宇宙をデザインす』と文庫を中心に紹介している。