休載発表への思い?『ゴルゴ13』のツイッター語録が話題「臆病のせいでこうして生きている」の画像
画像はさいとう・プロダクションのツイッターアカウント『@saitoproduction』より

 漫画『ゴルゴ13』の作者であるさいとう・たかを氏が設立した法人組織「さいとう・プロダクション」のツイッターアカウントが19日、ツイッターを更新。stay home期間にぴったりの画像を投稿し話題を集めた。

 この日「さいとう・プロダクション」は、「ステイ・アラート」とコメントをつけて1枚の画像を投稿。それは、『ゴルゴ13』の主人公・デューク東郷の横顔と、「臆病のせいで……こうして生きている」という文字の入ったカラーイラストだった。

 偶然にもstayhomeの大切さを感じさせるような、まさにこの期間にぴったりの画像にファンは大ウケ。「ゴルゴ13の精神は、この事態にも応用出来ますね!」「説得力のある言葉ですね!」「そりゃ無味無臭のウィルスで暗殺される危険性があるんやから最大限注意は払うやろな」と、ゴルゴの名言に感銘を受ける声が多く寄せられた。

 今年3月10日に解説された「さいとう・プロダクション」によるツイッターアカウント。これまでにも、コロナウイルス感染防止に使えるゴルゴ13の名言を多く投稿しており、5月9日には「モチベーション」のコメントともに「絶対に楽観しない、どんな場合でも……」と真剣に前を見据えるデューク東郷の画像を、4月28日には「ソーシャル・ディスタンス」のコメントとともにデューク東郷が「俺の後ろに立つな!」と言っている画像を、4月11日には「ステイ・ホーム」のコメントとともに「恐怖だけが我々を危険から遠ざけてくれる」というデューク東郷の画像を投稿しており、いずれもこの時期にぴったりだと評判が高い。

「『ゴルゴ13』といえば、コロナウイルスの影響を受けて連載開始以来初の休載を迎えることが先日発表されたばかりです。『ビッグコミック』5月25日発売号からしばらく休載するそうで、再開は7月以降になる予定だとか。さいとう・たかを氏も現在テレワークを行なっているようで、3月には自身が高齢で糖尿病を患っていることに触れ、ツイッターで『コロナの標的にされながら、標的を狙うゴルゴを描いている』とマンガを描く様子を報告していました。初の休載は大きな話題となりましたが、新たな制作スタイルで今後も長く連載を続けてほしいですね」(エンタメ誌ライター)

 1968年の連載開始から国内外問わず根強い人気を誇る『ゴルゴ13』。stay home期間に送られたデューク東郷からの教訓は、多くの読者に届いたようだ。

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