テイルズ、ルドラ、スターオーシャン…「ドラクエ&マリオの影に隠れた」スーファミ末期の傑作RPGを振り返るの画像
画像は『テイルズ オブ ファンタジア』(ナムコ)のパッケージ

 1990年11月21日に誕生したスーパーファミコン任天堂)は、ファミコンの後継機としてまたたく間に普及。しかし、1994年に当時「次世代ゲーム機」と呼ばれたセガサターン、プレイステーションが登場し、任天堂も96年に「NINTENDO64」を発売。こうした世代交代の波はスーファミの新作タイトル数にも影響し、95年に360本リリースされたスーファミの新規ゲームタイトルは96年に半数以下(年152本)となり、97年になると一気に29本にまで落ち込みを見せる。

 とはいえスーファミの後期に差しかかった95年に入っても、ゲームソフトの売れ行きはまだまだ順調。11月に『ロマンシング サ・ガ3』(スクウェア)、12月には『ドラゴンクエストVI幻の大地』(エニックス)と、ミリオン超えを記録する大作RPGが次々と誕生。96年3月に発売された『スーパーマリオRPG』(任天堂)も、約147万本を売り上げる大ヒットタイトルとなった。

 だが、こうしたメジャータイトルの影に隠れて目立たなかったものの、スーファミ後期に発売されたRPGの中には“屈指の名作”として根強い人気を誇る作品も生まれている。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5