『ドラゴンクエストVII』20周年にプレゼンしたい、シリーズ“最強ラスボス”オルゴ・デミーラ様の魅力【ヤマグチクエスト・コラム】の画像
2000年8月26日に発売されたプレイステーション用ソフト『ドラゴンクエストVII』
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 2000年8月26日にプレイステーション用ソフトとして産声を上げた『ドラゴンクエストVII』(以下、ドラクエ7)。大人気RPGシリーズである『ドラクエ』の20世紀最後の作品となった本作は、「初戦闘まで1時間かかる」「初クリアまで100時間かかる」とも言われたディスク2枚組の大ボリュームを誇り、そしてその壮大な物語と「早すぎるツンデレ」ことマリベルを始めとする個性豊かなキャラクターが大いに受け、今もなお愛される大名作です。

 比較的遊びやすいドラクエシリーズの中ではどちらかというと玄人向けで、「たびたびフリーズする」という難点も持ち合わせていたことからあまり人にオススメしにくい作品ではありましたが、2013年にはニンテンドー3DS用ソフトとしてリメイクされかなり遊びやすくなりました。(あの山賊4人衆もかなりやさしくなっています。それでも強いですが)

 そんな名作『ドラクエ7』ですが、みなさんの本作の思い出はなんでしょうか? フォロッド城のエリー、ルーメンのチビィといった感動的なお話。唯一「滅んでしまえ」と全プレイヤーが願ったであろうレブレサックのイベント。全然手に入らない上にもう熟練度すらたまらなくなる「ダンビラムーチョ心」。などなど、多数あることでしょう。

 申し遅れましたが、私はお笑い芸人のヤマグチクエストと申します。芸名をそんな名前にするほどドラクエシリーズを心から溺愛している者なのですが、そんな私が思う『ドラクエ7』一番の思い出は、ラスボス「オルゴ・デミーラ様」です。

2000年8月26日に発売された『ドラゴンクエストVII』OP画面より

 なぜなら、オルゴ・デミーラ様はドラゴンクエストシリーズ史上「最強」のラスボスであるからです。それはステータス値やら行動パターンやらということではありません。オルゴ・デミーラ様の「功績」はどう考えても他の追随を許さないほどにずば抜けていると思うのです。

 ということで今回は、オルゴ・デミーラ様が成し遂げた悪行の数々についてご紹介したいと思います。これを聞いたら「え、そうだったっけ!?」となり、また『ドラクエ7』をプレイしたくなることでしょう。クリアする頃には秋になっているかもしれませんが。

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