D・オリベイラから安部柊斗で2得点! ルヴァン準決勝に導いた青赤・新ホットラインの画像
2得点を決めた安部柊斗  撮影:中地拓也
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 ルヴァンカップのベスト4をかけた準々決勝が9月2日に行われ、FC東京は3-0で名古屋を下した。4年ぶりのベスト4進出を決め、11年ぶりのカップ戦の優勝に向けて、大きな勝利を掴んだ。

 この日の勝利の立役者は、大卒ルーキーのMF安部柊斗だった。FC東京の下部組織から明治大学に進学。昨年は、特別指定選手として公式戦2試合に出場していたこの若武者は、37分に先制点を、53分には追加点を決める2得点の活躍だった。

 この2得点をアシストしたのが、FC東京のエースD・オリベイラ。1点目は、D・オリベイラが右サイドで巧みなボールキープから、グランウンダーのクロスを上げる。このクロスを永井謙佑がスルーすると、その裏から走り込んできた安部が左足で押し込んだのだ。

 2点目は、FWレアンドロのスルーパスをペナルティエリア内で受けたD・オリベイラがそのまま縦に突進。そこから右にいた安部に軽くパスを出すと、安部はトラップしてから再び左足で決めて見せた。

 安部は、「橋本選手や東選手がいなくなってからなかなかチームが勝ちきれない試合が多く、自分自身も責任を感じていた」と話すように、すでにチームを牽引する覚悟を持つ。ただ、得点に関しては、「流し込むだけだった。チームメイトに感謝したい」と謙遜の姿勢を崩さなかった。

 D・オリベイラから安部柊斗の新ホットラインが開通したのも、安部が試合に出続けて連携を重ねた結果だ。

 長谷川健太監督は、「柊斗のプレーは昨年から見ていて、大学でも決定力やラストパスのセンスがあるのは分かっていた」とそのセンスを認めつつ、「ここ最近、自信をつけたことで彼の持ち味を出せるようになってきたと思う」と太鼓判。

 金髪だった髪をFC東京カラーの青に染めるほどチームに強い思いを持つ若武者が、FC東京をタイトルへと導くはずだ。

 

 

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