■鬼ムズの泥沼にハマっていく

 キーワードが隠されてそうな洞くつの前で、謎の反復横跳びをしているガイコツを発見。ナイフを当てても無反応なので無視して入ろうとしたら即死する主人公。どうやら通常のナイフが効かない敵らしく、パワーアップアイテムを使って倒す必要がありそうです。本当やっかい。

 洞くつの中には、4本の噴水が吹き出ています。この噴水の上をジャンプでわたって、向こう岸に置かれたアイテム(キーワード)をゲットするようです。しかし、この噴水の間には火の玉の敵がいて、絶妙なタイミングで上に飛んで主人公のジャマをしてきます。しかも、こいつもナイフの効かないタチの悪い敵みたい。

 それと噴水と噴水の間を渡るときにも要注意ポイントが。噴水同士の高低差があるときにジャンプをしてしまうと主人公は即死。思わず段差に弱い『スペランカー』の主人公を思い出してしまいました……(あっちはもっと虚弱だけど)。

油断するとすぐに死ぬ、噴水のアクションシーン

 無事キーワードを1つ入手したあと、次の洞くつを探して広大なマップをさまようのですが、フィールド上にも通常のナイフが効かない火の玉が出現。こいつは主人公を追尾してくる、とんでもなくやっかいな敵です。いくら体力ゲージ制とはいえ、火の玉にまとわりつかれたらゴリゴリと体力を削られ“死”あるのみ。

 そして、このゲームの最大の強敵は、初期のファミコンソフトにありがちな「コンティニューがない」という鬼仕様。本作は死にながら攻略法を見いだす「死にゲー」でありながらコンティニューがなく、ゲームオーバーになると最初からやり直し。容赦なくプレイヤーの心をへし折りに来て、実際に何度も挫折しかけました……。

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