対戦格闘の先駆け!? 伝説のファミコンソフト『キン肉マン マッスルタッグマッチ』が35周年の画像
ファミコン『キン肉マン マッスルタッグマッチ』(編集部撮影)
『キン肉マン マッスルタッグマッチ』懐かしのゲーム画面

 対戦格闘ゲームと言えば『ストリートファイターII』(1991年・カプコン)に代表されるように、いろんなキャラ同士が異なるスタイルを駆使して戦うのが定番です。それをファミコン時代に早々と実現させていたのが、1985年11月8日に発売されたファミコンソフト『キン肉マン マッスルタッグマッチ』(バンダイ)。その名作ゲームは、ちょうど明日で発売から35年の節目を迎えます。

ファミコン『キン肉マン マッスルタッグマッチ』タイトル画面

 本作はゆでたまご氏の大人気漫画『キン肉マン』をモチーフにしたいわゆる“キャラゲー”で、主人公のキン肉マンを始めとする8名の超人が登場。その中から2名を選んで戦う、プロレスのタッグマッチを再現したゲームでした。

 当時ファミコンの対戦可能な格闘ゲームには『アーバンチャンピオン』(1984年・任天堂)がありましたが、対戦するキャラクター同士は同じ性能なのが基本。しかし『マッスルタッグマッチ』には、のちに生まれる『ストII』のような対戦格闘ゲームと同様に、キャラごとに明確な性能差が存在します。

 それだけでなく超人たちが使用する必殺技もそれぞれ異なり、バリエーションに富んだファイトスタイルを実現。もちろんそのせいで「強キャラ」「弱キャラ」が生じてしまうのは致し方ないことで、友達と遊ぶときはキャラ選択段階から“ひと悶着”あるのもお約束でした。

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