■洋の東西を問わず「長寿の象徴」とされるカメ

 日本には「鶴は千年 亀は万年」ということわざがあるが、これもともとは古代中国の伝説に由来するもの。かの孔子様が記した『礼記』にも、不老長寿をつかさどる霊獣としてカメが挙げられ、中国文化の影響を受けたアジア全域で「カメ=不老長寿」のイメージは定着している。

 では、西欧ではどうかというと、イギリス出身の作家ヒュー・ロフティングが書いた児童文学『ドリトル先生』シリーズには「ノアの箱舟の生き残りで推定数千歳」と、ほぼ神クラスの長寿を誇る巨大なリクガメ、ドロンコが登場。

■なぜか日本とタイでは「絶倫」のイメージも

 また、世界中で知られる日本マンガの代表『ドラゴンボール』にも「亀仙人」という人気キャラが登場する。エロジジイのイメージのほうが強いが、こちらも300歳超えとケタ外れの長寿(まぁ、カメではなく人間なんですが……)。洋の東西を問わず、カメそのものからカメをモチーフにしたキャラクターまで、長寿の象徴として扱われてきたのだ。

タイの首都、バンコクの西、ナコーンパトム県にあるライテーントン寺に祀られている「カメ和尚」ルアン・ポー・リウ師の巨大座像。見事に反り返っておりますw

 ちなみに「亀仙人の元ネタでは?」とされた実在の僧侶がタイに実在した。

 カメに不老長寿の呼吸法を学んだというその高僧ゆかりのお寺は、長寿にあやかろうと多くの信者が訪れるという。

 それと同時に、こちらの「カメ和尚」には子孫繁栄や絶倫、なんなら「ジュニア増大」なんていう週刊誌の広告のようなご利益を求めて日参する男性信者もいるのだとか。奇しくも日本とタイとでは長寿だけでなく、「エロ方面」のイメージもカメに託されているようだ。

 

 さてさて、ここからが本題(前置きが長いなw)。

 そんな不老長寿や子孫繁栄(&絶倫w)の象徴とされるカメについて、最新の研究が発表され、話題を呼んでいるのだ。