声優・中島ヨシキが味わう芸術の世界(2)オーセンティックな近代建築を通して、時を超えた人々の想いを感じる!の画像
中島ヨシキ

ラジオMCやアーティストとしても活躍中の人気声優中島ヨシキが、さまざまなアート体験をする「中島ヨシキのART JOURNEY」(「声優MEN vol.19」掲載)。第1回は、東京・池袋にある「自由学園明日館」を訪問。歴史ある建築物の見学で、彼が感じたこととは。


重要文化財から当時を想像する


中島ヨシキが訪れた東京・池袋にある自由学園明日館は、1921 年に着工した大正時代の木造建築で、当時ジャーナリストだった羽仁吉一・もと子夫妻が建設したもの。設計は、アメリカ建築界の巨匠、フランク・ロイド・ライトと弟子の遠藤新が担当しており、ライトが手掛けた唯一の学校建築としても有名である。


資料室にはライトの肖像が置かれており、当時、帝国ホテルの設計で多忙だったライトが、羽仁もと子が語る教育理念に共感し、設計を快諾したというエピソードも添えられている。現在は見学可能で、使いながら保存する “動態保存” のモデルケースとなっている。


明日館のホールや食堂を、明日館の副館長・福田竜氏の説明を聞きながら見学した中島は、なかでも幾何学模様に統一された意匠が特徴のホールに魅入られたようだ。取材したこの日は雨だったため、昼過ぎにも関わらず外は少し暗めだったが、大きな窓からたっぷり光が降り注ぎ、室内を照らしてくれた。椅子の背もたれに配された六角形と、窓枠の斜めのラインが調和を生んでおり、その美しい情景をバックに写真撮影。「椅子の設計も座りやすさや、高さも考えられていて、座る人間の視線が空間を味わえるように考えられているんですね」と感嘆しきり。


ホールから階段を昇ったところにある、食堂も見学。ここは、建築された当時、教育の一環として生徒たちが自ら食事を作り、食していた場所だという。中島は中央に吊り下げられた照明の独特な形状にまず目を奪われていた。食堂の窓枠や照明の装飾などにもあしらわれている幾何学模様は、ライトの代名詞でもある。「このモダンな造形の照明は、自分の家にもほしいくらいです(笑)」と、照明のデザインや高い天井のバランスの妙を楽しんでいた。さらに低い椅子や机にも、それらを日々を使う学生たちへの優しい想いが溢れている。そっと机を撫でる中島は、当時の学生たちの息吹を感じているようだった。

中島の建築探訪はまだまだ続く…。

 

この日の取材の詳細は、「声優MEN VOL.19」をぜひチェック!

さらに10月発売の「声優MEN」では彼の新たな芸術の旅も掲載予定だ。