ランズベリー・アーサーが大好きなヘヴィメタルを語る!【『THE LAST METAL(ラストメタル)』キャストインタビューVOL.2】の画像
ランズベリー・アーサー

「本格派ヘヴィメタル」×「声優・俳優陣」×「復讐劇」をテーマに展開していく新メディアミックスプロジェクト『THE LAST METAL(ラストメタル)』。本作の初期バンドである「Venomous 8(ヴェノマスエイト)」より、蓮水 潤(はすみ・じゅん)役・ランズベリー・アーサーさんのインタビューが到着しました。

 

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蓮水 潤(はすみじゅん)は「Venomous 8」のボーカル担当。生前は隙のない天才児として知られ、3ヶ国語を話す。あまり表情を変えず、自分から多くを語らないクールな性格をしており、人との距離の測り方に慣れていないため冷たい印象を与えがちだが、内面は心の優しい人物。そんな潤をランズベリーさんがどのように演じ、歌っているのか。ご自身のバンドやメタルの経験と合わせてお話をうかがいました。

 


新メディアミックスプロジェクト『THE LAST METAL(ラストメタル)』とは?

 

 

ヘヴィメタルの作品にワクワクして、想像が膨らみました

 

Q.作品の世界観など、資料をご覧になった時の第一印象をお聞かせください。

 

蓮水 潤役・ランズベリー・アーサーさん(以下、ランズベリー):
僕はもともとヘヴィメタルやパンク、ハードロックなどがすごく好きだったので、“ヘヴィメタのバンド、良いね! 面白そうだな”と思いました。「死後の世界から蘇るために音楽をやる」というのも新しいなと。ヘヴィメタルは音楽性というより概念に近いところがありますし、「Venomous 8」はバンドでいうなら誰系なんだろう? と想像を膨らませましたね。

 

Q.登場するキャラクターはそれぞれの重い運命を背負っていますが、蓮水 潤の生い立ちについてどのような印象を受けましたか?

 

ランズベリー:
潤はそつなく何でもこなして育ってきて、やっとチャンスを掴んだと思った矢先に……という感じで、強い後悔や怒り、復讐心を抱くことになるんです。その生い立ちにはシンパシーを感じるところがありました。自分で言うのもあれですけど、僕も昔から何でも大体そつなくこなす器用貧乏というか。それが嫌だなと、特定のことにやりがいを感じられない時期があったので。

 

Q.では、逆にご自身とは遠いなと感じるところはありますか?

 

ランズベリー:
ドイツ語をしゃべれないところですかね(笑)。ただ、潤はもともと英語と日本語をしゃべれて、ドイツ語は後天的なものらしくて。僕の場合はそれが英語だなと思いました。英語は中学に入ってからみんなと同じように「This is a pen.」から始めて、もっと勉強したくてアメリカンスクールに通ったり留学したんです。トリリンガルってオシャレで憧れますね。僕も今からもう1言語ぐらい勉強したいです。

 

Q.生い立ちのことで話していたように、潤をはじめとするメンバーはみんな志半ばで死んでしまい、その恨みが原動力になっています。

 

ランズベリー:
そこはめちゃめちゃ理解できます。復讐心ではないですけど、僕は常にやりたいことややり残したことを抱えていたいと思っているので、今すぐ死んでも、明日でも明後日でも1年後でもデッドライトシティ(登場人物たちがたどり着く、この世とあの世の狭間の世界・クロスロードにある街)に行けると思います(笑)。

 

Q.生きているうちにやりたいことがたくさんあるのは、いいことですよね。

 

ランズベリー:
そうですよね。あと、収録や歌のレコーディングでの自分に対する悔しさとかもあったりします。予定の収録時間には収まっているけど、「もう1回。もう1フレーズ」とやってしまい、「ちょっと欲張りすぎたかな」「最初からあれ(最後に録ったもの)が出せればいいのに」と悔いが残ったりして。やり切ったと思っても、「今歌えばもっと良いものが出るかもしれない」って気持ちはいつもありますし……。それが糧となって、明日も頑張ろうってなるんですけどね。

 

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