【独占記事】仲村宗悟の新境地!『流転』MV監督が語る「人間・仲村宗悟」の魅力【後編】の画像
仲村宗悟

仲村宗悟5枚目のシングル『流転』がいよいよ本日1月26日に発売! かねてから話題の『流転』MVの演出を手掛けた中村浩紀監督に独占インタビューを敢行。撮影エピソードや仲村さんの印象について語っていただいたインタビューの後編をお届けします。
 

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現在発売中の仲村宗悟5thシングル『流転』の初回限定盤には、MVのメイキング映像が収録されている。映像には、寒さが厳しい季節の中、明るい髪色を暗く染めた仲村が夜中にロケ地に到着し、メイキングカメラに向かって、現場の状況を自らレポートする姿や、監督の演出を真剣に聞いているストイックな表情もしっかり収められている。監督・スタッフが一丸となって作り上げた傑作MVはコチラ。

仲村宗悟『流転』MV
 

中村浩紀監督が撮りたかった“人間・仲村宗悟”

 

Q. MVで拝見できる俯瞰のライトは、海を彷徨う仲村さんを月が明るく照らしてくれているような優しさを感じました。また、波に当たるライトは、白い波の荒々しさを生々しく撮っていて、旅人の過酷さのようなものも表現されているように感じました。プロジェクションマッピングでは、普遍的な物語の中にも、現代っぽさを感じます。照明の使い方で、仲村さんのいろいろな表情が見られたことがとても興味深かったです。監督が今回の演出でこだわったところをぜひ教えていただけますでしょうか。
 

照明をいっぱい作ったり、いろんなものを見せることで、何かしら絵の中に無駄な情報が介在するのを避けたかったのが理由です。
スタッフにもそれは徹底するように努めました。あくまで今回は、「夜の月明かりと人間・仲村宗悟」を見せるだけで十分ですし、そこを研ぎ澄ませていくのが逆に斬新な映像になるのではないかというのがと私の考えでした。
プロジェクションマッピングに関しましては、淡々と進んでいく映像の中での、観ている人にとってのフックやちょっとした違和感になればとインサートしてみました。

 

Q.拝見した印象では、砂場に草が生えた感じや、丘のようなところなど、大地を感じられる海辺を選ばれていたのかなと感じました。海に関しては、どんな海を求めてロケハンされたのでしょうか。

 

一つの場所でいろんなロケーションの移り変わりが見せられるところを探していました。本人が一曲を通していろんな場所を移動してる感じといったイメージでしょうか。

 

Q.夜の海の撮影で、大変だったことを教えていただけますでしょうか。

 

僕はともかくとして、ご本人が一番大変だったと思います。実は、撮影の寸前まで大嵐だったので、本気で絶望状態でした。あとは、海のシーンで手持ちのモニターとメイキングカメラを波で濡らしてしまい、壊してしまいました(笑)。

 

Q.波に揺られながら熱唱するという映像は、とても迫力がありました。それと同時に、体力も表現力も必要な場面だったのではないかと想像いたしました。長時間の撮影や、編集段階で監督が発見した仲村さんの魅力をぜひ教えていただけますでしょうか。
 

一緒に撮影している中でいい作品を作りたいという思いが真摯に伝わる方でした。大変な状況下の撮影でしたが、辛そうな表情一つ見せず、1カット1カット気持ちを込めて臨んでいる姿には心を打たれました。

 

Q.MVの中で、監督が好きなシーンを教えていただけますでしょうか。

 

ラストの海のほうを向いて立っている仲村さんのバックショットです。
 

Q.完成した『流転』MVは、監督ご自身にとってどんな作品になりましたでしょうか。次にまた仲村さんとご一緒するとしたら、どんな作品でご一緒したいですか。

 

『流転』は、僕にとって思い出深い作品の一つになりました。仲村さんとは、どんな作品でもタイミングさえ合えば、ぜひまたご一緒したいですね。作品作りに思いがある人なので、次回ご一緒する機会があれば、もっと密に意見を出し合いながら、より良い作品ができればいいなと思います。

 

PROFILE
監督 中村浩紀 
なかむら・ひろき
1979年生まれ。大学卒業後、CGや平面デザイン制作の傍ら、竹内芸能企画にて映像制作の基礎を学ぶ。2005年からフリーに転向し、これまでに関ジャニ∞『言ったじゃないか』、ゲスの極み乙女。『私以外私じゃないの』『ロマンスがありあまる』など、多数のMVやCMの演出を手がける。


表情豊かな3曲が収録された5 thシングル『流転』

 

表題曲『流転』は、アニメの世界観に寄せたしっとりと大人の雰囲気で歌ったバラードソング。C/Wは2曲収録。2曲目には、バンドサウンド全開の『Freedom』。これは、歌詞もサウンドもポジティブで前向きになれるポップなナンバー。また3曲目には、アコースティックギターのサウンドで作り上げる切ない失恋ソング『待ってる間』。どれも違う色合いを見せる楽曲で、仲村の多彩な一面を垣間見ることができる一枚となっている。


INFORMATION
仲村宗悟 
5thシングル『流転』

発売中


【初回限定盤】LACM-34226 (CD+BD)/2,300円(税抜)
【通常盤】LACM-24226(CD のみ)/1,300円(税抜)
発売・販売元:バンダイナムコアーツ

<初回限定盤>
<通常盤>

 

<収録曲>
1.流転 作詞・作曲:仲村宗悟 編曲:村山☆潤
2.Freedom 作詞:仲村宗悟 作曲:SACHIKO 編曲:村山☆潤
3.待ってる間 作詞・作曲:仲村宗悟 編曲:村山☆潤


●仲村宗悟2nd ワンマンライブツアー開催決定!
4/30(土) 愛知・ダイアモンドホール
5/4(水・祝) 福岡・Zepp Fukuoka
5/7(土) 大阪・Zepp Namba
5/21(土) 宮城・仙台 GIGS
5/29(日) 東京・Zepp Haneda