寺島拓篤アーティスト活動10周年記念インタビュー(4)/「音楽は楽しくもあり、苦しくもある」の画像
寺島拓篤 Best Album「LAYERING」【初回限定盤】

2022年6月にアーティストデビュー10周年を迎える寺島拓篤に、単独インタビューを敢行! 全5回のインタビューのうち、第4回目は、この10年間を振り返りながら語ってもらいました!

 

※   ※   ※

 

恩師のおかげで、歌うことが好きになりました

 

 

2017年3月22日発売3rdアルバム「REBOOT」

ーー寺島さんにとって、10年間の音楽活動はあっという間でしたか。

 

振り返るとあっという間でしたね。始めたときはどうなるか想像もしていなかったですし、いまだに続けられていることが不思議だったりもします。誰もがコンスタントに続けられるわけではないので、応援してくださっている方々やレーベルには感謝していますし、それに報いることできたらと常に思っています。

 

ーーこれまでの人生で、音楽にのめりこむきっかけとなった原体験がありましたらぜひ教えていただけますでしょうか。

 

学生の頃は楽器も弾けなかったですし好きなバンドもいなくて、唯一聴いていたのはアニソンでした。ただ、当時はまだアニソンがメジャーシーンで人気のあるジャンルではなかったので、自分が通っていた地元のCDショップでは取り扱っているものがすごく少なかったんです。だから音楽にのめり込むというよりは、アニメにのめり込むきっかけを作った要素のひとつが音楽だったという感じですね。そのあと声優の専門学校に入って、学校の友人達とカラオケ行くとアニソンを歌ったりしていましたけれど、自ら音楽活動をしようという気持ちは全くなかったです。

 

ーーではカラオケ以外で歌うことはあまり好きではなかったのでしょうか。

 

当時は音楽の授業ぐらいしか歌う機会がなかったですし、合唱も好きじゃなかったので歌っていても全く楽しくなかったです。高校で演劇部に入ってからは人前で何かをすることに慣れていきましたけど、それでも歌はちょっと…という感じでした。歌って音程が決まっているので、少しでも音を外すと恥ずかしいんですよね。だけど専門学校に入ってから、“音楽ってこういう風に曲にノって楽しむんだよ”と教えてくれた恩師のおかげで少しずつ歌うことが好きになりました。

 

ーーいまはプロとして歌と向き合う日々を送ってらっしゃいますが、歌を楽しむ気持ちは変わってらっしゃいませんか。

 

楽しくもあり、苦しくもあります。より高みを目指そうと思うと、いまの実力では限界が見えてしまうので、もっと魅力的に歌えるようになるにはどうしたら良いのかと、いつも考えています。

 

ーーちなみに音楽活動をスタートしてから聴き始めた音楽はありますか。

 

新しい音楽を聴き始めたというよりは、それまで聴いていたものを深掘りするようになりました。例えば“この曲のコーラスワークってこういう風にやっているんだな”とか“ここのリズムがこうなっているからこういう歌い方をしているんだな”とか、歌い手の癖を見つけたらその理由を探ってみたり、ひたすら好きな音楽を聴き込んで、何かを考えたり見つけたりするようになりました。アーティストによっては感性で自然と歌ってらっしゃる方もいますが、僕はそれができないので、人の歌い方を分析して、それを自分の武器にしているようなところはあります。

 

ーーいまのお話を知ってから改めて寺島さんの曲を聴くと、また違った印象を受けそうですね。

 

そうなんですよ。最近「Architect」を改めて聴いたら“歌い方がまったりしているな”と思って(笑)。でも、いまのディレクターが「てらしーの歌のアタックが一番理想的」と言ってくださったので、それ以来“少なくとも一個は武器があるんだ”と自信が持てるようになりました。

 

ーー歌だけでなく、ライブではキレキレのダンスパフォーマンスも披露されています。

 

ダンスは昔からやっていたわけではないので、いまだに“ちゃんと踊れているのだろうか?”と思ったりもしますね。MVだとどうしてもダンサーさんたちと比べてしまうので、“うわ〜まだまだ踊れてないな”と反省したりして(笑)。だから「UNBREAKABLE」(4thアルバム「ASSEMBLE」収録)のダンスはかなり頑張って踊っているんです。でも、ライブを重ねるうちにどんどんダンサーチームとの関係性が深まっていて、わからないことは教えてもらって少しずつできることが増えてきたので、もっともっとダンスはやっていきたいです。

 

2020年3月25日発売4thアルバム「ASSEMBLE」

ーーダンスを踊ること自体はお好きなんですね。

 

やり始めてから“楽しい!”と思うようになりましたし、できたときの達成感がすごいです。ダンスをやり始めた当初は新曲の振り付けを教えてもらうたびに“しんどい…無理!”と思っていましたが(笑)、歌いながら踊るということがだんだんおもしろくなっているので、いまではその難しさをトライするエネルギーに変えて、楽しみながらチャレンジしています。

 

ーー寺島さんのダンスを見ていると“踊れたら楽しいだろうな”といつも思います。

 

ダンスを踊りたい気持ちさえあれば絶対にできますよ! 最初は踊れないから恥ずかしいのは誰でも一緒なので、ダンスに挑戦したい方は“できてないからやってやる!”という強い気持ちでチャレンジしてみてください!

 

文/奥村百恵

 

※※※※※

インタビュー最終回は明日公開予定!

 

「WEB声優MEN」の寺島拓篤インタビュー&関連記事はコチラ

 

≪INFORMATION≫
寺島拓篤 Best Album「LAYERING」
好評発売中

 

【初回限定盤】
5,500円(10%税込価格 6,050円) / LACA-39892~3 CD(2枚組)+オリジナルグッズ「TAKUMA TERASHIMA 10th Anniversary リボンキーホルダー」

 

【通常盤】
3,500円(10%税込価格 3,850円) / LACA-9892~3 CD(2枚組)

 

[DISC 1]
歴代シングル・アルバムのリードトラックと書き下ろし新曲を含む計16曲収録

Architect
magic words
スターテイル
SCARLET SIGN
Prismatic World
INNER STAR
0+1
sunlight avenue (TVアニメ『SERVAMP-サーヴァンプ-』ED主題歌)
evolve
ID
Nameless Story(TVアニメ『転⽣したらスライムだった件』オープニング主題歌)
メグルモノ (TVアニメ『転⽣したらスライムだった件』オープニング主題歌 第⼆弾)
Buddy, steady, go! (『ウルトラマンタイガ』オープニングテーマ)
UNBREAKABLE
Reincarnate (TVアニメ『転⽣したらスライムだった件 第2期』エンディング主題歌 第⼆弾)
GRATEFUL LAYERS

 

[DISC2]
寺島拓篤セレクション これまでリリースした全楽曲の中から寺島拓篤⾃らがセレクト!

ファントムライツ (スマートフォンアプリ『転生したらスライムだった件 魔王と竜の建国譚』主題歌)
MONSTER
HERO
ビビッドナイトフィーバー! 
JUMBLE TOWN
Special Day
あいのうた
君の季節
光の在処
WHAT A WONDERFUL WORLD!

 

PROFILE
寺島拓篤 てらしま・たくま
⽯川県出⾝、12⽉20⽇⽣まれ。アクセルワン所属。TVアニメ「創聖のアクエリオン」アポロ役で華々しいデビューをかざり、TVアニメ『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE1000%』⼀⼗⽊⾳也役やTVアニメ『EDENS ZERO』シキ・グランベル役などの主役をはじめ、多数のアニメ・ゲーム作品の声をあてる⼈気の男性声優の⼀⼈。数々のキャラクターソングを歌いこなす歌唱⼒の⾼さと、ライブパフォーマンスも業界屈指。
2022年6⽉にアーティスト活動10周年を迎える。

 

【寺島拓篤 アーティスト公式YouTubeチャンネル】
https://www.youtube.com/channel/UC2XXSJBvNygj81VPOJmCu-g
【寺島拓篤 Twitter】
https://twitter.com/Terashima_dayo
【寺島拓篤 アーティストHP】
https://www.lantis.jp/artist/terashimatakuma/