土屋神葉、石川界人らが登壇! 涙を浮かべ作中の名台詞も…『映画 バクテン!!』初日舞台挨拶レポートの画像
「バクテン!!」初日舞台挨拶・左から村瀬歩、石川界人、土屋神葉、近藤隆、黒柳監督

2021年4月8日よりフジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送されたオリジナルTVアニメ「バクテン!!」。本作は、宮城県岩沼市を舞台に、『男子新体操』と出会い、強烈に魅せられた少年・双葉翔太郎が、私立蒼秀館高等学校(通称:アオ高)男子新体操部に入部。ときに挫折し、すれ違うも、ともに仲間と過ごす毎日の中で一つの目標に向かって、チームでひた走る姿を描いた「スポ根×青春群像劇」だ。
TVアニメ最終話放送後に映画化が発表された『映画 バクテン‼』が、ついに7月2日(土)に公開! 初日舞台挨拶には、双葉翔太郎役の土屋神葉、美里良夜役の石川界人、築館敬助役の近藤隆、月雪ましろ役の村瀬歩、黒柳トシマサ監督が登壇した。

 

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キャスト・監督が、息の合ったトークと、作品への熱い想いを披露

 

この日、キャストと監督は、満員の客席から盛大な拍手で迎えられ、舞台挨拶がスタート。
まずは公開初日を迎えた感想についてのトークから。映画の上映前の舞台挨拶ということもあり、土屋は映画をお楽しみいただく前のウォーミングアップとして一緒に楽しみましょう、と、石川はこれから見るお客さんに対し、絶対に泣けるのでハンカチの用意を、と伝えた。

 

土屋神葉(双葉翔太郎役)

次に、6月11日に行われた完成披露上映会を受けて、SNSなどでの反響について聞かれた土屋は、最近始めたTwitterで石川の“お客さんの方が魅力を伝えることがうまい”という内容のコメントを見たと告白。すると石川は“名ツイート”だと自画自賛し、すかさずそこに村瀬さんが、自分で言うのか!とツッコミが入る。この和気藹々としたやりとりには、キャストの仲の良さが窺えた。

 

石川界人(美里良夜役)

本作でキーパーソンとなるアオ高男子新体操部2年の亘理役・神谷浩史と収録が同じだったという近藤は、収録終了後に神谷がつぶやいた“この作品よかったね”という言葉が嬉しくてほっこりしたと、アフレコ当時のエピソードを明かした。そして、アオ高のライバル校、シロ高男子新体操部1年・月雪ましろ役の村瀬が、双葉と美里の成長に心ゆさぶられ、映画の台本を見てその内容に衝撃を受けたと熱いトークを繰り広げていると、途中で石川の腕からミサンガがちぎれ落ちるというハプニングが! 石川は、映画大ヒットの夢が叶います!と喜びの表情を浮かべた。

 

近藤 隆(築館敬助役)

続いて、「新体操」というテーマについてのトークに移ると、黒柳監督は、男子新体操そのものが、自分自身を高められる競技だと言い、順位やライバルよりも親友や仲間という意識で、アオ高とシロ高もライバルだけどお互いを高めあえる関係だと語った。また、作品制作前は新体操を知らず、実際に大会を見に行った時に感じた感動をアニメーションにして広く伝えたいと、企画が始まった熱い経緯も明かした。

 

村瀬 歩(月雪ましろ役)

「バクテン!!」は新体操の試技シーンでの指先やつま先まで繊細に描かれていることも話題。そのことについて土屋は、黒柳監督と一緒にアオ高の参考ともなった名取高校に表敬訪問したことを振り返った。その際に、男子新体操部の監督が黒柳監督に、新体操の繊細な動きをあそこまで表現してくれると思わなかったと話していのを聞いたエピソードを披露。そして、「バクテン!!」が足がかりとなって男子新体操が人気になってくれればと語った。
また、モーションキャプチャーも使用している本作は、カメラワークも注目したいところ。監督は当初、客席から見たままを撮影する方法と、カメラをマットの上に置いて撮影する方法の2パターンがあったことを明かした。実際にカメラを置いて研究したそうで、最終的には、上空や様々な角度にカメラを設置し撮影したというエピソードを明かした。

 

黒柳マサトシ監督

 

アオ高とシロ高の関わりについて、村瀬がネタバレギリギリトークも

 

アオ高とシロ高の関わりについてのトークになると、村瀬は、人間うまくいくときといかないときがあって、ましろはそれを体感的にうまく捉えていると語った。また本作では、ましろの目を通してのアオ高の描写も描かれていると言い、シロ高が出ることによってよりアオ高の状況が伝わりやすい。とまとめると、“めっちゃうまく(ネタバレを回避して)トークしてる!見終わったら分かってくれるはず!”と自身を絶賛しつつ会場の笑いを誘った。
また監督は、大会で勝っても負けても、彼らの人生はその後も続いていき、青春は通過点だと考えを述べ、“青春”は言葉を変えてみんなの中にずっと続いていくものだと、「バクテン!!」で伝えたかったという熱い想いを打ち明けた。

 

最後の挨拶では、土屋が役者として本作に携われることを光栄に思い、キャラクターを演じてきて本作への願いや祈りがポジティブに前向きに明るく込められていると言って涙を浮かべた。そして、この暖かい作品をたくさん愛してほしいと呼びかけ、最後に志田監督の劇中のセリフ、 “楽しんで!”と、客席に言葉を投げかけて舞台挨拶は幕を閉じた。
 

 

 

■作品情報

『映画 バクテン!!』2022年7月2日より公開中

 

©映画バクテン製作委員会

【イントロダクション】
私立蒼秀館高等学校(通称:アオ高)男子新体操部。
『男子新体操』に魅せられ、それぞれの想いを胸に集い、いつしか“チーム”となった個性豊かな部員たち。
一つの目標を抱き、青春のすべてを懸けて熱くひた走る彼らの物語は、次なる舞台、インターハイへ。
6人で跳ぶ、「アオ高男子新体操部」最後の挑戦が、始まる——

【キャスト】
双葉翔太郎:土屋神葉/美里良夜:石川界人/七ヶ浜政宗:小野大輔/築館敬助:近藤 隆/女川ながよし:下野 紘/亘理光太郎:神谷浩史/月雪ましろ:村瀬 歩/高瀬 亨:小西克幸/陸奥洋二郎:鈴村健一/大湊秀夫:杉田智和/竜ヶ森恭一:斉藤壮馬/吾妻俊介:山下大輝/栗駒あさを:佐倉綾音/志田周作:櫻井孝宏/双葉亜由美:上田麗奈/馬淵修司:松田健一郎

【スタッフ】
原作:四ッ木えんぴつ/監督:黒柳トシマサ/新体操試技監督:光田史亮/脚本:根元歳三/キャラクターデザイン原案:ろびこ/
キャラクターデザイン・総作画監督:柴田由香/プロップデザイン・総作画監督:中西 彩/色彩設計:千葉絵美/
美術監督:平間由香・小倉宏昌/美術設定:緒川マミオ/3DCG:武右ェ門/CGI監督:篠田周二/
撮影監督:本台貴宏・伊藤 遼/編集:平木大輔/音響監督:長崎行男/音楽:林ゆうき/
新体操ユニフォームデザイン:株式会社ササキスポーツ/監修:青森山田高校男子新体操部/アニメーション制作:ZEXCS/
チーフプロデューサー:高瀬透子/プロデューサー:森 彬俊・岩崎紀子・新宅 潔

 

©映画バクテン製作委員会

 

オリジナルTVアニメ「バクテン!!」公式サイト: https://bakuten-pr.com
「映画 バクテン!!」公式サイト:https://bakuten-movie.com/
公式Twitter:https://twitter.com/bakuten_pr