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「サッカー批評のtoto予想」(第1169回 ) 写真:サッカー批評編集部
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 ついに再開されるJ1。その勝敗予想はとてつもなく難しい。

 通常、リーグ開幕戦の布陣予想・戦術予想ですら困難を極めるのに、ルヴァンの初戦とリーグ開幕戦をへて実に100日以上も空白期間が続いた。その間、練習試合はおろか練習そのものも大部分が非公開で行われ、ケガ人の把握すらまともにできない状況だ。

 しかし、toto愛好者にとって、これは追い風でもある。何も分からない状況だからこそ、投票が分散され、賞金が高まる可能性があるからだ。

 今回の試合は、基本的に近隣チーム同士で組まれていることに加え、無観客で試合が行われる。そのため、H&Aのアドバンテージは平常時に比べて低いといえそうだ(唯一、札幌だけが拠点を一時的に関東に移す)。

 今回、totoの行方を左右しそうなのが、ピーター・クラモフスキー新監督が率いる清水の試合だ。対戦相手は名古屋。清水はリーグ開幕戦でFC東京に1-3で、ルヴァン初戦で川崎に1-5で大敗したものの、内容的には将来戦を感じさせるものだった。横浜Mがポテスコグルー監督体制の1年目で苦戦したものの、それを乗り越えて見せた攻撃的サッカーはもはや説明する必要もない。この中断期間を戦術浸透に充ててさらなる進化を遂げたと考え、ここは清水の“1点買い”も視野に入れたい。

 また、昨年のJを制覇しながら、FUJI XEROX SUPER CUP でPK負け(VS神戸、3-3)、リーグ開幕戦をG大阪にホームで落とすなど(1-2)、急ブレーキがかかったように見える横浜Mも、ここでの復調を期待したい。対戦する浦和は、ルヴァン初戦(VS仙台5-1)もリーグ開幕戦(VS湘南3-2)も勝利したものの、内容的には物足りなさが感じられた。直近の成績で見れば浦和に勢いがあるように見えるが、昨季王者を侮ってはいけない。

 予想が難しいカードが多いのが今節の特徴だが、G大阪とC大阪の“大阪ダービー”もその一つ(ちなみに、C大阪・奥埜とG大阪・矢島の“元仙台ダービー”という見方もできる)。先述したように開幕戦で昨季王者・横浜Mを破ったG大阪か、昨シーズンに見せた手堅さ同様に今期開幕戦をウノ・ゼロ(1-0)で制したC大阪か。ここでダブルやトリプルを使うのもいいかもしれない。

 

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