“久保世代”U-19と俊輔・名波の後継「直接対決」と忍び寄るコロナ【戸塚啓J2のミカタ】の画像
試合中止決定後のNACK5スタジアム大宮  写真:西村尚己/アフロスポーツ

■愛媛の“久保世代”三原は「走り続ける、戦い続ける」

 久保建英と同じ2001年生まれの選手が、J2でも目につくようになっている。8月1、2日に行なわれたJ2リーグの第9節では、ふたりの“久保世代”が同じピッチに立った。

 愛媛FCの三原秀真と、ジュビロ磐田の清田奈央弥である。

 01年7月生まれの三原は、クラブ6人目となるアカデミーからの昇格だ。今シーズンの開幕戦で後半途中から出場し、いきなりJリーグデビューを飾ったが、再開後は試合に絡めずにいた。しかし、7月25日の第7節でメンバー入りすると、翌8節のアビスパ福岡戦でプロ初スタメンを飾った。

 愛媛の川井健太監督は3-4-2-1のシステムを基本としており、三原は左アウトサイドで起用された。前半は同サイドの前野貴徳との連携で、タッチライン際の攻防で優位に立った。ゴール前へ斜めに走り込んでシュートを放ったり、ハーフスペースにポジションをとってスルーパスを出したりと、19歳はチームメイトにも対戦相手にも見劣りすることなくプレーした。シーズン当初の登録ポジションはDFで、U-19日本代表にもDFで招集されているが、攻撃面でもしっかりと特徴を発揮した。

 1対1のドローゲームとなった福岡戦にフル出場すると、3日後の磐田戦でも先発に名を連ねる。この日も左アウトサイドに立つと、21分には決定的なシーンを生み出す。ドリブルでペナルティエリアまで持ち込み、内側へ持ち出して右足を振り抜く。インカーブの軌道のシュートは、惜しくも相手GKに阻まれた。

 試合は1対2で敗れた。チームが勝利を逃しただけに、悔しさが残る。それでも、手ごたえと呼べるものもつかんだ。

「90分を通して走り続ける、戦い続けるということは絶対にやらなければいけないし、自分が売りにしているところです。そこはどれだけキツくてもやる覚悟を持って試合に入ったし、できたと思います」

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