バイエルンCL制覇!11戦全勝“史上最強”軍団の「7年前の5人」の画像
2020年のビッグイヤーはバイエルン・ミュンヘンに 写真:代表撮影/ロイター/アフロ

 最後の最後まで、バイエルンは勝ち切った。

 8月24日午前4時に始まったバイエルン・ミュンヘンパリ・サンジェルマンチャンピオンズリーグ決勝戦は、95分間戦われ、1−0でバイエルンが勝利。

 その内容はスリリングで、勝負はまったくどちらに転んでもおかしくなかった。

 前半から、猛然と前線からプレスをかける両チーム。特に、パリは最前線からネイマールが、バイエルンのGKマヌエル・ノイアーに猛然とプレッシャーをかけて、この一戦が特別であることを感じさせた。

 PSGの先発は、怪我から復帰したGKケイラー・ナバス以外は準決勝のライプツィヒ戦と同じメンバー。

 対するバイエルンは、キングスレー・コマンを先発させ、準決勝リヨン戦でのイバン・ペリシッチと入れ替えた。

 ハンス・ディーター・フリック監督のこの起用が、結果としては大正解となった。

 両チームの驚異的な運動量でかけられる怒涛のようなプレス、そしてそれをかいくぐって繋がれるボール。

 19分の、これまで今季のチャンピオンズリーグで15得点を挙げ、得点王となったロベルト・レバンドフスキが、自陣ペナルティボックス近くでネイマールからボールを奪ったシーンに象徴されるように、FWの時点からの守備の意識の高さは目をみはるものがある。

 公式戦で55得点のレバンドフスキは、ブンデスリーガ、国内カップ、そしてチャンピオンズリーグとすべての大会で得点王という偉業を達成している。そのレバンドフスキが、最前線からプレスをかけ続けることを95分間徹底できるのが、バイエルンの強さだろう。

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