「矛と盾」バトルが裏切りの展開!(1)北九州「10連勝」を止めた「走る栃木」2トップ【戸塚啓J2のミカタ】の画像
田坂和昭監督(栃木SC)  写真/アフロ
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■最少失点の栃木か、最多得点の北九州か?

 ギラヴァンツ北九州の連勝が「9」で止まった。

 止めたのは栃木SCだった。

 9月2日開催のJ2リーグ第16節では、栃木対北九州戦が注目のカードだった。「北九州が連勝を10に伸ばすのか」という視点だけでなく、「栃木のハイプレスがどこまで北九州を苦しめるのか」という見どころが、この試合への興味をかきたてた。

 就任2年目の田坂和昭監督が率いる栃木は、ここまで15試合でリーグ最少の10失点を誇る。一方で、得点もリーグでもっとも少ない。10得点にとどまっている。

 対する北九州は、リーグ最多の28得点をマークしている。9試合連続の複数得点も見逃せない。それでいて、守備も固いのだ。12失点はリーグ最少3位タイである。

 一般的な想定としては、「攻める北九州、守る栃木」という構図になる。

 しかし、試合はまったく違う展開となっていく。

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