■”走る栃木”が北関東ダービーを制す

 この3連戦で順位を上げてきたチームがある。FC町田ゼルビア栃木SCだ。

 Jリーグでの経験が豊富なランコ・ポポヴィッチ監督が率いる町田は、14節から4連勝を飾っている。15節からの3連戦で勝利を3つ並べているのは町田のみで、順位は今シーズン最高の6位まで上がってきた。

 上位との対戦がないなかでの4連勝だが、すべての試合で複数得点を記録している。ここ4試合で4ゴールの平戸太貴、2試合連続得点中の安藤瑞季の2トップが好調だ。

 次節からは金沢、アビスパ福岡、大宮、長崎と、昇格候補との対戦も控える。しっかりとオーガナイズされた4-4-2のサッカーが、どこまで通用するか。

 2日前のホームゲームで北九州の連勝を止めた栃木は、水戸ホーリーホックとの北関東ダービーを2対1で制した。ここ3試合は2勝1分で、8位となっている。勝点は町田、新潟と同じ26だ。

 次節はホームに徳島を迎える。徳島が中3日なのに対して、栃木は中2日だ。ホームのアドバンテージが薄れがちでも、自慢の走力を生かして昇格候補から勝点3をつかめるか。注目の好カードだ。

 17節終了時点の得点ランキングは以下のとおりで、ウタカ、加藤、阿部がそれぞれ1点を上乗せした。6点は山口一真(水戸)、渡邉新太(新潟)、ルカオ(金沢)、町野修斗(北九州)の4人がいる。

 

●17節終了時点の得点ランキング

名前(年齢)

所属

得点(PK)

出場

出場時間(分)

ピーター ウタカ(36)

京都

12(1)

16

1195

ディサロ燦シルヴァーノ(24)

北九州

9(0)

16

749

加藤陸次樹(23)

金沢

8(0)

17

1209

阿部拓馬(32)

琉球

8(2)

16

1271

小川航基(23)

磐田

7(2)

16

1117

ルキアン(28)

磐田

7(0)

17

1173

垣田裕暉(23)

徳島

7(1)

17

1216

 

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