J2“魔の水曜日”(1)長崎2位転落!手倉森監督の「冷静」と欠けてはいけない選手【戸塚啓J2のミカタ】の画像
泉澤仁(ヴァンフォーレ甲府)  写真:西村尚己/アフロスポーツ
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■長崎が6試合ぶりの黒星を喫す!

 水曜日は何かが起こる。先週はギラヴァンツ北九州の連勝が止まったが、今週はV・ファーレン長崎が6試合ぶりの黒星を喫した。

 手倉森誠監督が率いる長崎は、アルビレックス新潟ツエーゲン金沢とのアウェイゲームに続いて、9月9日の第18節もヴァンフォーレ甲府の敵地へ乗り込んだ。

 新潟戦、金沢戦ともに先制しながら追いつかれ、勝点3を取り切れていない長崎は、金沢戦で先発を外れたCB角田誠二見宏志、右SB毎熊晟矢、MFカイオ・セザール大竹洋平氣田亮真、FWビクトル イバルボをスタメンに指名する。金沢戦で得点した玉田圭司は、メンバーからも外れている。チーム全体で連戦を乗り切っていく手倉森監督は、2試合連続で勝利を逃してもターンオーバーのリズムを崩さない。

 前節まで5試合連続で先制点を奪っている長崎だが、この試合では19分にビハインドを背負う。左CKから中村亮太朗にヘディングシュートを決められてしまった。ここまで27得点のうち11点をセットプレーであげている甲府のストロングポイントを、抑えきることができなかった。

 前半の長崎はシュート1本に抑え込まれた。前線から人数を合わせてハメ込むかと思えば、5-4-1でのオーガナイズされたブロックも敷く甲府の守備陣を崩せない。1トップのイバルボが起点になり切れず、攻撃のリズムをつかめなかった。

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