Ｊ１リーグ第１８節 鹿島アントラーズ―湘南ベルマーレ
９月２３日（水）｜１９:００ 県立カシマサッカースタジアム
４年ぶりの６連勝と、鹿島が一気に調子を上げてきた。しかも前節は、堅守と安定感で２位につけるＣ大阪から白星をもぎ取った。単なる勢いなどではないことが証明される勝利だった。
振り返れば、第６節の湘南戦は転換点となった。横浜ＦＭ相手に今季初勝利を挙げた３日後、当時１５位だった湘南に０－１と敗れたのだ。これで再び目が覚めたかのように、鹿島は勝ち点を積み上げ始めた。前半戦の姿から変わったことを証明するためにも、湘南相手のリベンジが必要なのだ。
湘南も、きっかけを探している。前節は清水に敗れて順位が逆転、最下位へと転落した。
だが、その前にはＧ大阪を破って３戦無敗としていた。その無敗ロードには、神戸相手のドローも含まれる。上位につける実力チーム相手に、しっかり力を発揮しているのだ。現在の鹿島は、きっかけとするにこれ以上ない相手だろう。
シーズンの短い間でも成長し、変化できる。その証明を争う一戦だ。
■鹿島アントラーズ
５位 勝ち点３０ ９勝６敗３分 得点３０、失点２５、得失点差５
【出場停止】三竿
【出場微妙・故障者】広瀬
【直近５試合結果】
○ＡＣ大阪 ２－１
○Ａ清水 ２－１
○Ｈ仙台 ２－１
○Ａ名古屋 １－３
○Ａ柏 ２－３
【通算対戦成績】
通算 ３１試合・１９勝１分１１負
ホーム １６試合・１３勝０分 ３負
アウェイ １５試合・ ６勝１分 ８負
【直近対戦成績】
２０２０年 ７月２２日 Ｊ１第 ６節 Ａ０●１
２０１９年 ８月 ３日 Ｊ１第２１節 Ａ２●３
２０１９年 ３月 ９日 Ｊ１第 ３節 Ｈ１○０
２０１８年 ９月１４日 Ｊ１第２６節 Ｈ２○１
２０１８年 ４月 ７日 Ｊ１第 ６節 Ａ１●２
【今節のみどころ】
６連勝と、上がってきた成長速度が止まらない。しかも、ここ３試合は２－１と競り合いを制し、持ち前の勝負強さも見せるようになってきた。
好調の波に乗る一方、欠かせないのがベースアップだ。第１６節の最下位・清水相手には、杉岡大暉と町田浩樹が久々に先発した。清水同様に最下位低迷と苦しむ湘南相手の今節は、またもこうした選手たちにチャンスを与える好機だろう。
先発の機会も増え、出場時間を伸ばしている荒木遼太郎も、機会を与えてほしい選手の一人だ。激しいプレス、そしてゴールへ向かう勢いと、若さをチームの力につなげてほしいところだ。
