森保ジャパン「課題だらけの90分」(1)久保・南野と伊東・冨安「選手を分かつもの」の画像
画像:サッカー批評
■【布陣図】日本代表―カメルーン代表のスターティングメンバーと久保建英投入直後の布陣■

 オランダ・ユトレヒトの地で分かったのは、課題が多くあることだった。

 日本時間の10月9日21時。296日ぶりに活動を再開した青いユニフォームは、きれいに整えられたピッチの上で、輝きを放つことができなかった。

 この日のスターティングメンバーは、以下。

FW:大迫勇也
MF:中山雄太柴崎岳原口元気南野拓実堂安律
DF:酒井宏樹冨安健洋吉田麻也安西幸輝
GK:権田修一

 システムは4-2-3-1で、注目の久保建英はスタメンで起用されなかった。2列目には、右に堂安、中央に南野、左に原口という並びだ。久保以外にも、三好康児鎌田大地がいる豪華な攻撃陣で、試合前には期待も高まっていたが、攻撃陣は輝くことができなかった。

 日本はなかなかボールをつなぐことができず、かといって、カウンターを発動させることもできなかった。日本代表が1年ぶりに集まったことで、連携が取れなかったということは理解できる。しかし、世界のどの代表チームもコロナ禍の影響によって十分な活動ができていない。対戦相手のカメルーンも、きっと同じはずだ。そのカメルーンが、日本を相手にしっかりとボールをつないでみせた。

PHOTO GALLERY ■【布陣図】日本代表―カメルーン代表のスターティングメンバーと久保建英投入直後の布陣■
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