まだ20歳 バイエルン相手の“怪物ゴール”ドルトムント・ハーランドの未来の画像
バイエルンGKのマヌエル・ノイアーをかわそうとするアーリング・ハーランド(ボルシア・ドルトムント) 写真:ロイター/アフロ

 仲間たちがねじ伏せられる中、“怪物”が存在感を見せつけた。

 11月7日に行われたブンデスリーガ第7節、ボルシア・ドルトムントバイエルン・ミュンヘン。ドイツ国内でナンバー2を自負するドルトムントは、バイエルンに対して3連敗中。だからこそ、今日こそは勝ちたかったかもしれない。

 だが、超えられそうに見えた壁は、近づいてみると高かった。
前半を粘り強く戦い、45分にマルコ・ロイスが先制に成功したドルトムント。だが、喜びも束の間

 だった。直後にダヴィド・アラバに悠々と直接FKを決められ、前半の内に同点に追い付かれてしまう。

 そして後半に入って47分、ロベルト・レバンドフスキにワールドクラスのヘディングであっさり逆転されると、そこからゲームをひっくり返すことはできなかった。80分にはカウンターからリロイ・サネに追加点を奪われ、3-2で敗北。ドルトムントは永遠にナンバー2のまま――。そう思わされるスコア以上の差が、両チームの間にはあった。

 しかし、そんな絶望に打ちひしがれる試合の中でも、やはりと言うべきか、光を放った選手がいた。

 アーリング・ハーランドだ。

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