J2昇格三つ巴!(1)前半戦快進撃の北九州脱落…3位長崎・手倉森監督が持つ「2つの強み」【戸塚啓J2のミカタ】の画像
手倉森誠監督(V・ファーレン長崎)  写真/中地拓也
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■リーグ戦は成立要件を満たした

 今シーズン5度目の5連戦、その3試合目となった11月7、8日の第32節が消化されたことで、J2リーグ戦の成立要件が充足された。新型コロナウイルスの急速かつ全国的な感染拡大などにより、全42節を消化することができなくなったとしても、今シーズンのリーグ戦は成立する。

 今節は順位表の見えかたに変化があった。

 首位は徳島ヴォルティスで変わらない。東京ヴェルディとのアウェイゲームに2対1で競り勝ち、3連勝の5戦負けなしで勝点を「65」に伸ばした。

 2位も前節と同じだ。アビスパ福岡のままである。ただ、長谷部茂利監督のチームは、勝点を伸ばすことができなかった。松本山雅FCとのホームゲームで、0対1の苦杯をなめた。松本が調子を上げてきているとはいえ、前々節のジュビロ磐田戦に続いての黒星は痛い。

 3位のV・ファーレン長崎はどうだったか。

 今節唯一のナイトゲームとなったザスパクサツ群馬とのアウェイゲームは、13分に失点を喫する展開となる。しかし44分、エジガル・ジュニオが加入後2点目となるゴールをねじ込み、長崎は1対1に追いつく。さらに59分、大竹洋平のクロスからエジガル・ジュニオがヘディングシュートを決める。最終盤はCBを増やして守備を固めた長崎が、2対1で押し切った。

 長崎は22節に福岡に勝点で並ばれ、最大で「8」差まで離された。しかし3連勝で勝点を「60」とし、勝点2差まで詰めてきた。ここ3試合で9ゴールと得点を重ね、得失点差では福岡を上回っている。

 新たな得点源となっているエジガル・ジュニオに加え、同じく新加入のCB庄司朋乃也も群馬戦で移籍後初出場を果たした。さらに、9月13日の磐田戦を最後に戦列から離れていた大竹が、およそ2か月ぶりにスタメンに名を連ねている。左サイドバックの亀川諒史がケガで離脱しているものの、ラスト10戦へ向けて戦力が整っている印象だ。

 試合後の手倉森誠監督は、「アウェイで勝利したこの勢いを持ってこの先も勝ち続けて、長崎のサポーターとともに熱く邁進していきたい」と話した。残り10試合のうち7試合をホームで戦えるのは、長崎が持つ大きなアドバンテージである。

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