■前半に2回適用されたVAR

 しかし、この試合では前半のうちにVARが2回適用された。ちなみに、今季のJリーグのVARは、「得点か否か」「PKか否か」「退場か否か」「警告退場の人間違い」の4つの場面でしか介入できないことになっている。

 2回のうちの1回は、フリーキックの流れからMF東俊希が奪った得点がオフサイドかどうか。もう
1回は、ロスタイムにDF松原健がペナルティエリア内でハンドをしたかどうか。2回目のロスタイムの場面では、ハンドがないと判断されたままプレーが続行していた状況で、横浜が攻撃に転じていた。

 しかも、その横浜の攻撃の中で岩田智輝が負傷。ピッチに倒れ込んでいたが、主審はそのまま映像の確認に行ってしまった。そのため選手からは、「あっちはどうすんだよ!?」「ケガの対応が先だろ!」などの怒号も飛ぶ状態だった。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5