「自分がケガをして2試合出れなくて、優勝が決まっていなかった。最後、ホームでガンバと試合がある。監督から出てもらいたいと言われた。選手としては嬉しいし、その期待に応えたい思いがあった」と試合後に話した家長が、ピッチという舞台で大暴れした。

 83分にFW小林悠、86分にMF中村憲剛と齋藤学を送り出して試合を締めにかかると、試合終了間際に齋藤がダメ押し弾を決めて、5-0の圧倒的スコアで終了のホイッスルを聞いたのだった。

「本当に選手の気持ちの勝利だと思います」と選手を賞賛した鬼木達監督は、「やっぱり自分たちの選手を信じて戦えば、決してできないことはない」「いろんな意味で特別なシーズン」「最後の最後までぶれることなくやってくれた」と今シーズンを回顧。“面白いサッカー”を標榜した鬼木川崎は、最後の優勝を決める試合までその姿勢を貫き通した。

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