ただし、これが終わりではない。「ここから残りのゲーム、もう一つのタイトルに向かって、引き続き、頑張りたい」とも話したように、残り4試合、そして、天皇杯というタイトルが残っている。個と組織を融合させたサッカーで、誰が出てもパスサッカーを体現してきた。「全員で力を合わせてやっていきたい」と話す鬼木監督が見つめる先はすでに2冠で、おそらくはその先までも見据えているはずだ。

 これほどの強さで歴史に名を刻んだ川崎は、史上最速優勝だけで結末するはずがない。次なる伝説に向けた冒険は、すでに始まっている。

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