「川崎フロンターレ」2021年の予想布陣&最新情勢「“史上最強”の維持に立ちはだかる壁」の画像
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【2020年シーズンの成績】
1位 (勝ち点83) 26勝5分3敗  88得点31失点 得失点差57

■チーム内得点ランキング■
1位=小林悠(14得点)、2位=レアンドロ・ダミアン(13得点)、3位=三笘薫(13得点)、4位=家長昭博(11得点)、5位=田中碧(5得点)

■チーム内最長時間出場者■
1位=チョン・ソンリョン(3060分)、2位=山根視来(2738分)、3位=谷口彰悟(2468分)、4位=ジェジエウ(2412分)、5位=登里享平(2290分)、6位=守田英正(2226分)、7位=田中碧(2184分)、8位=家長昭博(2122分)、9位=レアンドロ・ダミアン(1785分)、10位=脇坂泰斗(1634分)、11位=三笘薫(1603分)、12位=大島僚太(1483分)、13位=旗手怜央(1480分)、14位=小林悠(1316分)、15位=車屋紳太郎(1217分)


 歴史に残る強さを見せつけた、2020シーズンの川崎フロンターレ。史上最大の勝ち点と得点を積み上げ、独走という言葉では収まらない独走ぶりで最速優勝を決めてみせた。各チームが川崎対策を講じるものの、それを試合ごとに90分以内で撃破していく姿には感動すら覚えさせた。

 そんな川崎にとって、今年は厳しいシーズンとなる可能性がある。その要因は、チームのバンディエラだった中村憲剛氏が引退したことに加えて、絶対的アンカーだったMF守田英正が海外移籍するなど、戦力的な部分での不安だけではない。

 昨季、川崎が導入した4-3-3というシステムには、川崎のサッカーを体現するため、つまりは、前からのプレスを強めながらボールを保持するという戦術的な側面の他にもう一つ、有用な面があったことによる。それは、“新たな挑戦”という側面だ。

 鬼木達監督は昨季、メディアの取材に対して新システム導入の理由の一つに、“マンネリの打破”といった趣旨の説明を何度かしている。昨季、川崎はこの4-3-3を一貫して使い、圧倒的な強さを示した。

 今季はメンバー構成としても大きくは変わらず、主軸の2人が抜けたほかは、ジョアン・シミッチ(←名古屋)、塚川孝輝(←松本)、小塚和季(←大分)を獲得し、さらに、知念慶遠野大弥、宮城天の3人をレンタルから復帰させたのみと、とても静かなオフになっている。そのため、ほぼ同じメンバーで同じシステムで戦うことになる可能性が高い。

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