マンチェスターC「2・3・5」の”凄み”!指揮官・グアルディオラの「無慈悲な欲望」の画像
ペップ・グアルディオラ監督(マンチェスター・シティ) 写真:代表撮影/ロイター/アフロ

 ペップが“凄み”を見せつけた。2月3日に行われたプレミアリーグ第22節、対バーンリーFC戦。敵地での試合だったにもかかわらず、マンチェスター・シティの選手たちは、まるでホームでプレーしているかのように相手を圧殺した。

 3分、イルカイ・ギュンドアンのシュートを敵のGKが弾いたボールを、ガブリエウ・ジェズスが頭で押し込んで先制。開始早々にバーンリーの選手たちを奈落の底に突き落とす。リーグ戦 16位のチームが、連勝中で首位と好調のペップ・グアルディオラのチームに先制を許すことが何を意味するかは……言うまでもないだろう。

 その後も各選手が淀みなく動いてテンポよくパスを繋ぎ、ポゼッションを高めていくシティ。9分には、自陣でイルカイ・ギュンドアンがボールを奪い、ベルナルド・シウバがドリブルで速攻を仕掛け、10分には複数で囲んでロドリが奪い返すなど、守備の強度も高い。

 前半の半ばを過ぎる頃には、いわば[2-4-4]の布陣を敵陣で施行。前に人数を掛け、ボールを保持してバーンリーの選手たちを押し込む。ジョン・ストーンズとルベン・ディアスの2バックで、2列目が左からアイメリク・ラポルテ、ギュンドアン、ロドリ、ジョアン・カンセロ、最前列が左からラヒム・スターリング、ガブリエウ・ジェズス、ベルナルド・シウバ、リヤド・マフレズといった形だ。

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