【リーガ分析】久保建英「今季初アシスト」以外に輝いたエルチェ戦「3つの場面」の画像
久保建英の次戦が期待される 写真:なかしまだいすけ/アフロ

【ラ・リーガ ヘタフェvsエルチェ 2021年3月21日(日本時間22:00キックオフ)】

 エルチェは、久保建英のヘタフェデビュー戦の相手だった。その試合は、ヘタフェ加入以降、久保が最も活躍した試合になっていた。久保が放った強烈なシュートがゴールキーパーに弾かれ、ハイメ・マタが詰めてヘタフェに勝ち越しゴールが記録されたあの試合だ。

 上々のデビュー戦だったが、それからは結局ゴールもアシストも記録できず、その試合のようにゴールに絡むことすらなかった。半シーズン限定のローン選手は、チームを勝たせられなければ無理には使われない。保守的になるチーム事情と共に序列は下がり、前節はとうとう出番なしに終わった。

 そんな中、マタやアラン・ニョム、クチョ・エルナンデスといった主力が欠けたことで7試合ぶりのスタメン起用となった。偶然が重なったとはいえ、追試の機会を得た久保。ここで何もインパクトを残さなければ、久保の今シーズンは終わりを告げることになりかねなかった。

 限界まで追い詰められた久保は、アシストという形でようやく数字を残すことに成功した。

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