【J1分析】“日本代表”の収穫!守護神・谷晃生の「凄み」を感じた瞬間 横浜FM対湘南の画像
谷晃生(湘南ベルマーレ) 撮影/原壮史
横浜FM対湘南の試合での谷晃生

【明治安田J1リーグ 第7節 横浜F・マリノスvs湘南ベルマーレ 2021年4月3日 13:03キックオフ】


 代表ウィークが終わり、選手たちが所属チームに戻ってきた。代表活動での刺激や経験を持ち帰り、チームに勝利をもたらすために、その結果として再び代表に選出されるために、毎試合成長と結果の両方を示し続けなければならない戦いが再び始まった。

 この試合で輝いていた代表帰りの選手は湘南ベルマーレのゴールキーパー谷晃生だった。

 0-1のビハインドの状態で迎えた後半、前田大然のダイビングヘッドを好セーブし、その後の同点を呼び込んだ、というのが試合のポイントになったが、それ以外でも目立っていた。

 例えば、田中聡石原広教舘幸希の3バックは地上戦に関しては非常に長けているが、それぞれ174cm、169cm、173cmと空中戦ではどうしても弱さが出る。この試合でも湘南のソリッドな守備に苦しんだマリノスがクロスを入れてくる場面があったが、そこでも谷の存在は大きいものだった。ハイボールの処理を、弾くのではなくしっかりとキャッチしてくれるからだ。

 しかし、最も印象に残ったのはふとした場面だった。

PHOTO GALLERY 横浜FM対湘南の試合での谷晃生
  1. 1
  2. 2
  3. 3