5月23  [SUN]  

Naha16.9 

 今日から沖縄は緊急事態宣言。それまでは19時までは酒類提供は可能という情報だったが、急遽、酒類も「自粛」要請対象になった。昨夜、「米仙」の大将も「烏龍茶だけで刺身とか寿司を喰う人はほとんどいないと思いますからね」と困っていた。6月20日まで店を閉めるそうだ。ぼくの知り合いの店もほぼすべて6月20日まで閉店するみたいだ。

 朝9時すぎに起きて自炊して、洗濯。天候もあやしい。散歩しがてらどこに飲み食いに行けなくなった。今日は取材で出かける用事もないので、部屋を一歩も出ないで、たまっている仕事をするか。ちくま文庫「つげ義春コレクション全九巻」が届いたので味わうように読んでいこう。

 

5月24  [MON]  

Naha16.10 

 目が覚めてから仕事をする。トマトパスタを自炊して朝昼兼用飯。明日、発売の「琉球新報」の連載ゲラを最終チェック。

 沖縄県が緊急事態宣言発出に絡んだ話だが、5月19日の自民党沖縄振興調査会で、「国の政策に頼るなんて沖縄県民らしくない」と細田博之元官房長官が発言した。発言中、玉城デニー知事はマスクをしていても厳しい表情がわかったと地元新は報じているが、そのあとの記者会見では「県も感染防止にしっかりと取り組みなさいという激励だったと受け止めた」と述べ、抗議はしなかったという。問題視をしなかったデニー知事にがっかりしたという声をぼくもいろいろ聞いたが、デニー知事もとうぜん怒りを抑えて苦渋の「政治的発言」をしたのだと思いたい。それにしても、厭味たっぷりの細田発言は野党から「沖縄差別だ」と集中砲火を浴びたが、そのとおり、政権党の本音があらわれている。辺野古新基地で国に反旗を翻している問題をごっちゃにして、緊急事態宣言を出してほしいならなんでいつも国策に反対するんだということだろう。自治体と国の関係を単なる「上下関係」としかとらえず、自治体の独立性を無視した無知な発言である。まるで子どものいじめじゃないか。

 夕刻からNPO法人「ククル」へ行って打ち合わせ。2~3時間みっちりミーティングして、知り合いの店は閉めているので、日用品を買って、美味しくない牛丼をかきこんで帰還。

 

5月25  [TUE]  

Naha16.11 

 朝から仕事。昼になって、モノレールで県庁前前駅まで行って、立ち食い蕎麦屋「永當蕎麦」で豚肉のつけ汁蕎麦を食べたあと、「A&W」でコーヒーを飲んで本を読んで時間をつぶす。その席から見える琉球新報社で担当の文化部の古堅一樹記者と打ち合わせ。月イチ連載も今年いっぱいで終了して、書き下ろしと撮り下ろし、ジャン松元さんの過去作品、ぼくが「アエラ」に書いた記事を編んで一冊にする。琉球新報社から刊行。いまのところ『沖縄ひとモノガタリ』。

 夕刻に、普久原朝充くんと壺屋のスージ小をかるく散策。写真家の岡本尚文さんも合流して、無人状態の「鳳凰餃子」でノンアルコールビールと餃子。20時になったので外に出ると最近オープンしたばかりの居酒屋で、客が酒を飲んでいるのが見えた。けっこう、にぎわっている。今日、沖縄県で過去最高の256人の新型コロナ感染者が発表された。

 

5月26日  [WED]  

Naha16.12

 早めに那覇空港に行ってワーキングスペースで仕事をする。朝昼兼用飯は、「タコ・タンドリーチキン カツカレー」弁当。こういう組み合わせが沖縄らしいな。半分がカツカレーで、半分はタコライス。ご飯の量が多すぎて少し残してしまった。

 

*筆者の近況はtwitter(https://twitter.com/seijifujii1965)でご覧いただけます。