文と写真・高山コジロー

 

 

 

 

 

■ワンタン麺の名店巡り

 

 

「緊急事態宣言発令」再延長でステイホームが続く。外食の機会がめっきり減り、ラーメンも家で食べることが多い。自ら豚チャーシューを作り、最近は黒毛牛と黒豚の合挽き肉を使った自家製ワンタンのトッピングがお気に入り。
ただ、お店のワンタンに勝てるわけがなく、旨いワンタン麺を求めて自転車de麺の旅に出る。

 

 

1日目、池尻大橋へ

池尻大橋までは自宅(さいたま市)からは片道30キロ。便利なアプリ「自転車NAVITAIME」の想定時間は2時間30分だ。
9時出発。さいたま市から都内に入るにはいつもの笹目橋ルート。橋の直前まで裏通り、住宅街をゆっくり走行。連日天気は優れなかったが、晴れて自転車日和。快走といきたいところだが、コロナ禍で激太り、ステイホームでさらに5キロ増えて85キロ超。電動自転車なのに30分走ったらもう息切れ。結構キツイ笑。
笹目橋を渡り板橋区の裏通りに入り緑豊かな板橋区立美術館横の公園ベンチで、長い休憩。まだ半分も来ていないのだが、このまま昼寝して帰りたいような。
開店前に着きたい! と奮起し練馬区、中野区を一気に抜けて渋谷区に入る。30代、夜な夜な徘徊していた懐かしの三宿を抜けると、池尻大橋駅から徒歩3分ほど、目黒川近くの「八雲」に3時間近くかかり到着。目黒川沿いにある目黒区営の大きな駐輪場に停車。

 

 

 

■「八雲」@池尻大橋

 

 

開店には間に合わず、店内外に9、10名待ち。外のイスに座り20分ほど待つ。ちょうどいい休息だ。「八雲」は白醤油の「白だし」と黒醤油の「黒だし」ベースで支那そばとつけめんの構成。そして多くの客のお目当ては「ワンタン」。入り口の券売機にて肉ワンタン、海老ワンタンがたっぷり3個ずつ入った「特製ワンタン麺 白だし」(1100円)を購入。

 

 

 

ワンタンのボリュームに圧倒される。透明感のあるスープに綺麗な佇まいの麺姿。まずは熱々のスープを啜る。最初は優しい甘みのある上品な口当たり。じわじわと丸鶏ベースの出汁に昆布、節などの魚介と白醤油のバランスのいい深い旨みが口いっぱいに広がる。鶏油の加減もいい。30キロ走りヘトヘトの体に沁み渡るよう。
ストレートの細麺はスープとの絡み、リフト感もよく、しなやかな麺は歯ごたえもよくいい塩梅だ。
大きな熱々のワンタンをいただく。ツルツル感がありながらしっかりした皮は、白だしスープと好相性。肉ワンタンは、肉の旨みが詰まったミンチがびっしり。海老ワンタンは、少し荒めのすり身で海老の旨みとプリプリ感が絶妙。

 

厚切りのチャーシューは上品な肉の旨みが溢れる。角切りのシナチクは食感、味付けよく、抜かりがない。

 

うーん、唸る旨さ。素晴らしいワンタン麺。
おいしかったです。ごちそうさま。

 

 

 

「八雲」/東京都目黒区東山3-6-15 エビヤビル 1F

 

 

 

三軒茶屋でお茶をして帰路に。この日は往復60キロ走破。