写真・仲程長治 文・シマネコキネマ
■ウィズコロナ時代を生きる、島猫たちからのメッセージ

人間界はもちろん、島猫たちの環境にも大きな変化の波が訪れた2020年。
人間たちが外出を自粛していた春は、お腹が空いていたのだろうか、いつもはそっけない野良猫たちも愛嬌を振りまいて足元に寄って来た。
夏になっても人出が戻らず、ゴーストタウンのようになった町には、行動範囲を広げたのか、見慣れない野良猫たちも増えていった。
秋になり、いつもの賑わいが少し戻ってきた町で、島猫たちはいつものように仲間との距離感を完璧に保ちながら暮らしている。
環境が変わっても、彼らの生き様は何も変わらない。
しなやかに環境に順応して、いつでも自然体で生きている。
環境の変化に右往左往してしまう私たち人間は、いつも島猫たちから学ぶのだ。
今日もたくましく生きている島猫たちへの敬意を込めて、島猫黄金言葉をお届けします。






*日本全国で「さくらねこTNR」の活動を広げている公益財団法人どうぶつ基金の新作絵本冊子「さくらねこ」の制作をシマネコキネマが担当しました。以下よりぜひ、e-bookをご覧ください。
https://www.doubutukikin.or.jp/sakuraneko_ebook/HTML5/pc.html#/page/1
*シマネコキネマの公式インスタグラム(今日の「ニャンくるにゃいさ」配信中)
https://www.instagram.com/shimanekokinema/
*本連載は毎月22日(=ニャンニャンの日)に配信予定です。次回もお楽しみに!

ウチナーンチュ2世として大阪に生まれ、沖縄に移住して17年の著者が、猫とともに案内する那覇スージぐゎー。桜坂、栄町広場、ニューパラダイス通り、牧志、泊、天ぷら坂、壺屋通りなど、懐かしくて新鮮な路地裏を散策する。路地裏の島猫フォト〈写真:仲程長治〉&イラストマップ〈猫スポット付き!〉収録。
