文・写真/高山コジロー

 

京都は日本で最も自転車環境が整備された街だと思う。早くから自転車専用路が作られ、レンタルサイクルも充実、主要駅前、観光地周辺には多くの駐輪場が存在する。今回は都内でも多く見られるようになった「シェアサイクル」を利用しての京都de麺旅だ。

 

緊急事態宣言下で、JAL(往復11,000円)、宿泊代も超格安なので2泊3日で出かけた京都だったが、まさに梅雨の季節。天気予報は3日間とも雨100%(笑)。初日はかなりの雨で自重した。2日目は雨ガッパを着て巡る覚悟だったが、奇跡的に朝から晴れ模様。宿泊先の「ザ ロイヤルパークホテル 京都三条」を後にして徒歩で3分、シェアサイクル「P!PPA」のポートがある京阪「三条駅」に向かう。

「P!PPA」は京都市内に100ポートあり「24時間365日」「どこでも借りて、どこでも返せる」のが特徴。プランは基本料金100円/30分。アプリでチャージ(300円から可能)して、解錠、返却を全て行うことができる。

三条大橋の交差点付近のポートを発見。日頃使っているアプリ「自転車NAVITIME」と「P!PPA」は連携しているのでとても便利だ。

 

 

 

【三条から祇園へ】

鴨川沿いを爽快に走り祇園へ向かう。サイズは20インチほどの小型自転車で3段変速付き。電動自転車に乗りなれているので、ギアは重く感じ、なかなか進まない。ならし運転はわずか1.5キロ。10分ほど八坂神社横の祇園ポートで返却。100円分使用。徒歩1分ほどの、お店に向かう。

 

 

■「Gion Duck Noodles」@祇園

鴨つけ麺

 

祇園の路地裏にある「Gion Duck Noodles」は、2019年の飛行機に乗って麺の旅でも紹介している鴨ラーメン専門店。京都では必ず訪れる。

「鴨つけ麺 M ベリーソース」(1100円)を注文。鴨チャーシューを追加することもできるが、今回は「鴨ご飯S+卵」(560円)をプラス。

 

 

麺が盛られた皿にはベリーソースが添えられ、小麦粉に石臼挽きのドイツ産ライ麦をまぜて打たれた平打ち太麺は、香り豊かでモチモチでコシがある。生クリームがまわされ洋食のスープのようなつけ汁は、鶏白湯に国内産の紀州鴨からとった出汁を合わせて濃厚でクリーミー。つけ汁と絡めると、口の中でコクのある鴨の旨味がはじける。鴨もも肉のレアチャーシューが素晴らしい。鴨の臭みなど一切なく、濃厚なコクと脂よく弾力がありジューシー。

 

 

「鴨ご飯」のロース肉は柔らかく噛むと口の中でとろけるよう。黄身を肉に絡めて鴨出汁で炊いたご飯を頬張ると、官能的な旨さだ。

カウンター上のコーヒーサイフォンできれいな鰹出汁が焚かれている。スープ割りのスープとして鉄器に注がれて提供される。スープ割が締めにふさわしい絶妙な味わい。
 

 

2019年最も驚き、感嘆した一杯は、2021年も変わらぬ旨さ。

おいしかったです。ごちそうさま。

 

「Gion Duck Noodles」/京都市東山区祇園北側329祇園kotoビル 1F