まず生牡蠣を半ダース注文した。240クローネ=約3100円。ノルウェーでは外洋のノルウェー海に面した町ベルゲンで牡蠣の養殖が行われているが、生牡蠣は地元ではあまり食卓には上らないと聞いた。日本でも生牡蠣よりも火を通した牡蠣フライのほうが主流だしね。

 この日の生牡蠣は丸く小さいもので、レモンの切れ端と刻みタマネギを入れた赤ワインビネガーが付いてきた。味は小さいながらもミルキーで、半ダースはチチュルっとあっという間に食べてしまった。

 

ベルゲンのフィヨルドで養殖した小ぶりな牡蠣。大好物!

 

 続いては蟹をいこう! 冷蔵ケースには茹でて甲羅が赤くなった直径18cmほどの泥蟹の種類が鋏と胴体を切り離されて並んでいた。当然、頼むなら肉の詰まった鋏部分だ。蟹の鋏を6本、黒胡椒と豆鼓炒めにしてもらった。値段は280クローネ=約3600円。オスロは世界で最も物価の高い都市だが、6本で1kg近い蟹の鋏の料理がこの値段で食べられるなら、蟹に関してはかえって安いかも? 

 赤唐辛子と豆鼓、オイスターソースで甘辛く味付けた蟹の鋏をバキバキと割りながら、噛み付くと、蟹の濃厚な甘さが口の中で広がった。しかし、豆鼓炒めは中華料理では? 本来のノルウェー料理ではどんな味付けなのだろうか?

 

蟹の鋏の黒胡椒と豆鼓炒め。これは中華でしょう!?

 

 そして、メインにはフィスクシュッペ=フィッシュスープと呼ばれるノルウェーの名物料理を頼んだ。要は鮭とムール貝のクリームシチューだ。これは200クローネ=2600円。これは確かに鮭もクリームも上等で美味しいが、たいがい味の想像は付くでしょう。

 

地元名物のフィスクシュッペ=フィッシュスープ。鮭とムール貝のクリームシチュー

 

 結局のところノルウェーの今どきの料理ってどんななの? そこで次回はオスロの人気フュージョンレストランに行き、テイスティングメニューにチャレンジしよう。