(左)パストラミビーフやハム類。これは地元産ではないかもしれないが、肉の味がしっかりして美味かった (右)生ハムも透明かつしっとりルビー色に輝いてる! これも地元産ではないかも?
スパイスをまぶして温燻してあるスモークサバ。日本に輸出して欲しい!

 

 こうした動物性タンパク質の塊はビーツやキュウリ、キャベツなどのピクルスと一緒にいただくと口の中がさっぱりする。サラダのコーナーにはトマトやバジルやズッキーニも並んでいるが、以前はノルウェーではカブやキャベツなどの寒冷地に強い野菜しか育たなかったそうだ。

 

(上)ガラスのジャーに入ったピクルスや冷菜類 (左下)ビーツとヨーグルトのサラダ (右下)小海老とラディッシュのヨーグルト和え。海老もノルウェーのバルト海名物

 

 チーズはゴルゴンゾーラやブリーなどのフランスのチーズの横に、イェトオストというヤギのチーズ、そして、何やらキャラメルやチョコレートのような色合いのブルノストも数種類並んでいる。これは英語でブラウンチーズと呼ばれ、ノルウェーにしかないものらしい。専用のステンレス製のスライサーを使って、ちょうど鰹節をカンナで削るように薄くスライスして、これも北欧らしいフラットブレッドにのせていただく。乳糖の甘みと焦げた味がまるでチョコレートとチーズとピーナッツバターを足したようで美味い!
 山羊の乳と牛の乳清を煮詰めたものなので、正確にはチーズではないが、ノルウェー人の朝食には欠かせない乳製品とのことだ。こうしたチーズ類にはいちじくやキウイ、パイナップル、マンゴー、りんごのジャムを合わせても最高だ。

 

フランス産のブリーやゴルゴンゾーラの右に地元の山羊のチーズ、イェトオスト
そして甘さの少ないチョコレートのようなブルノストは、英名ブラウンチーズと呼ばれている
(左上)タンペレでも毎朝目にしたコケモモのジャムは加工肉とよく合う (右上)パイナップルやマンゴーなど熱帯のフルーツのジャムまで置いてある!こういうグローバリゼーションは歓迎! (左下)そしてイチゴやラズベリー、コケモモなどベリーのスムーチー。当然毎朝お代わりした! (右下)ブルーベリー以外のオレンジやメロンは輸入品か?

 

 などなど、徒然に綴ってきたが、少なくとも加工肉や加工魚などの伝統的な保存食に関しては塩や酢が大量に必要なので、味がしないということはないことがわかったし、それどころかやっぱり地のものは抜群に美味いのだ! さすが街の中心に位置する大型四つ星ホテル、これだけ質が高いローカルな料理(と言っても保存食を切って並べてるだけ)を朝食ブッフェに揃えているとは! これから一週間、朝食の時間が楽しみになってしまった!

 

ベイクドビーンズやベーコンなど普通のコンチネンタル・ブレックファストの料理も並んでいたけど、そこまでたどり着けない!
(上)一皿盛り付けたところ、興奮が皿からつたわってくるよう! (左下)紅茶も茶葉からティーパックまでよりどりみどり! (右下)朝食の主食と言えば一般的にはパンだろう。しかし、肉や魚やフルーツや乳製品だけですでにお腹一杯になってしまい、炭水化物を取っている余裕は全くなかった!