写真/仲程長治 文/シマネコキネマ  

〈番外編〉台湾 猴硐猫村〈2〉

 前回に引き続き、世界的に有名な猫スポットである台湾・猴硐猫村(ホウトンマオツゥン)からのレポート。


 猫カフェや猫グッズの店が立ち並ぶ丘陵沿いの集落側から、猫たちがくつろぐ猫型の跨線橋を通って駅の反対側へ渡ると、かつて炭坑で栄えた村の歴史を辿る資料館や、廃虚となった炭坑工場の跡地などがあり、そこにもまた猫たちのパラダイスが広がっていた。

 

ちゃんと猫耳もある、猫のカタチをした跨線橋
跨線橋内にはあちこちにエサ台があり休憩用のベンチも猫が占拠
駅前のお土産店。猫型のパイナップルケーキが人気商品だそう

 

 駅前の広場やカフェや店の軒先など、猫たちは思い思いの場所でくつろぎ、気まぐれに観光客の相手をし、どの猫も安心しきった表情で過ごしていた。人間はというと、過剰に彼らに近寄ることなく絶妙な距離感を保ったまま、ありのままの猫たちの様子を嬉しそうに見つめていた。そう、ここでは人間も「猫」になっているのだ。

 

猴硐の猫は表情が穏やかで、笑っているようにも見えた
不思議なポーズ?と思ったら、どうやら温かな石柱が心地いいらしい
上のショットをもう少し引くとこうなる。マットと一緒に日光浴中

 

「有貓相隨,猴硐最美」(猫が寄り添うことによって、猴硐は最も美しくなる)というモットーのもと、猫による村おこしを行ってきたという猴硐。1時間程度の滞在の予定だったが、気がつくと半日以上を費やしてしまうほど魅力的で、言葉はなくとも人と猫とがお互いの存在を尊重し合う、目には見えない美しさを感じさせてくれる場所だった。

 

黒い給水塔の影でこっそり昼寝中の黒猫を発見
下から覗いて起こしてしまいました…ゴメンニャサイ!
猴硐駅の記念スタンプはもちろん猿と猫のモチーフ
駅の入り口で寝ていた、駅長のような貫禄のサビ猫

*日本全国で「さくらねこTNR」の活動を広げている公益財団法人どうぶつ基金の新作絵本冊子「さくらねこ」の制作をシマネコキネマが担当しました。以下よりぜひ、e-bookをご覧ください。

https://www.doubutukikin.or.jp/sakuraneko_ebook/HTML5/pc.html#/page/1

 

*シマネコキネマの公式インスタグラム(今日の「ニャンくるにゃいさ」配信中)
https://www.instagram.com/shimanekokinema/

*本連載は毎月22日(=ニャンニャンの日)に配信予定です。次回もお楽しみに!