文/チョン・ウンスク

 

 多くの韓国映画の撮影地を旅してきたが、日本で上映中の『逃げた女』のホン・サンス監督作品『3人のアンヌ』(2012年)の舞台、全羅北道の芽項(モハン)の旅は忘れられない。

 今回はこの2泊3日の芽項滞在の思い出を7枚の写真とともに綴ってみよう。

芽項は黄海に面する辺山半島の南部にぶら下がるように存在する小さな半島。西側は黄海に面し、東側の内海は干潟になっている。ソウルから列車やバスを乗り継いで3~4時間かかる僻地だ

 

 拙著『旅と酒とコリアシネマ』では、芽項でお世話になった人たちのことを軸に書いているが、ページ数の制限もあり、書き尽くしたとはとても言えない。

 今回はこの2泊3日の芽項滞在の思い出を7枚の写真とともに綴ってみよう。

 

『旅と酒とコリアシネマ』掲載の映画撮影地マップ。芽項(赤い囲み部分)を舞台とした映画『3人のアンヌ』は、フランス人女性アンヌ(イザベル・ユペール)がこの地に数日滞在する話。助演に、宿の管理人役のチョン・ユミ、大学教授役のユン・ヨジョン、恋人役のムン・ソングン、映画監督役のクォン・ヘヒョ、ライフガード役のユン・ジュンサンなど