『灯台室内馬車』には、芽項で働く農夫、漁師、商人、都市部から移住してきたシニアたちが集まっている。

 写真は、雨が降ってきたので船の下で雨宿りしながらビールを飲んでいる常連たち。手前の男女が『旅と酒とコリアシネマ』で詳述した一宿一飯の恩義のある夫婦だ。二人はここからクルマで10分くらいのところにこぎれいな家を建て、家庭菜園をしたり、釣りをしたりしながらのんびり暮らしている。

 

 

 翌日は地元の詩人のお宅を訪問した。庭で育てられた野菜のナムルやキムチ、手作りの味噌やマッコリをごちそうになった。ふだん食べている野菜はいったい何なのかと思うほど力強い味だった。

 

 

 二日目の夜は、芽項のシュポでカメラマンとともに深酒して正体をなくし、たまたま同席していた地元のおじさんの家でお世話になってしまった。頭痛とともに目覚めると、おじさんが鍋に入ったカニと辛ラーメンを持ってきてくれた。

 二晩に渡って他人様の家にお世話になってしまった芽項の旅は、「酒」と「地元民との濃い触れ合い」という必要条件が高次元で満たされた稀有な時間だった。

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韓国最大の財閥企業サムスングループの二代目会長、故・李健煕(イ・ゴンヒ、昨年10月に死去)の発言、語録をまとめた書籍『李健煕の言葉(原題)』(韓国、スターブックス社刊)を、チョン・ウンスクが日本語版として翻訳、刊行したものです。